タイトルの通りです。
1万円~3万円ぐらいの物をいくつか買って試してみたので記録です。
レビューというほど色々やってないというか、歌とか曲作りとか配信とかやってるわけじゃないし正直あんま書くこともないド素人の感想です。
同じく歌とか曲作りとか配信とかやるわけじゃないけどオーディオインターフェース気になるなというド素人の皆さんの参考になれば幸いです。
※11/7 UR22mk2を買ったので追加しました。
ヤマハ Steinberg UR12
ひと昔前は全員これ買っとけみたいに言われていた時期もありましたが、マイク入力の最大音量が小さいのが本当に良くないです。言い出したのまじで誰?
感度の高いコンデンサーマイクで使うならまあまあという感じですが、ダイナミックマイクの採用を考えているならこの機種はやめておいたほうがいいです。今はUR22mk2が同型の最新なんかな?
あまりおすすめしませんが、中古だと6000円ぐらいで買えます。
ヤマハ Steinberg UR22mk2
後継機が気になったので買いました。
入力の最大音量の小ささは改善されています。SM58でもつまみを回せば十分な音量が出ました。
ただ、つまみの意味や配置はかなりわかりづらくなっています。
オーディオ知ってる人的には当たり前なのかもしれませんが、INPUT/DAWつまみの意味がわからなくてずっと自分の声が返ってくるのでかなり混乱しました。
あとふつう音量調節つまみって右端じゃないですか?
回してもなんも変わらんから壊れてるのかと思ったら真ん中のつまみが出力の音量調節で「こっちかい」ってなったし。
更に最悪ポイントなんですが、USB3.0ポートにつなぐとえげつない「キーン」という高音ノイズが30秒に1回ぐらい鳴ります。2.0ポートに接続すると鳴りませんでした。
性能とか以前に色々と壊れているんじゃないかと勘違いしてしまいそうな罠がありすぎるのであんまりおすすめしません。
AVID Fast Track Solo
めちゃくちゃ安い割にさほど悪いとは思いませんでした。比べてみたらなんか入出力が薄い音になっているような気もしますが、価格が安いという先入観によるものかもしれません。
プラスチックっぽい筐体でかなり軽いです。遠目ではそうでもありませんが、近くで見るとややオモチャっぽさがあり、インテリア的な満足感も求める人はやめておいたほうがいいです。
見た目にこだわらない、マイク1本とヘッドホン1つ繋いでゲームしながらVCやるだけ、という感じなら別にこれで問題ないんじゃないかと思います。中古だと3000円ぐらいで買えます。
Foucusrite scarlett 2i2
オーディオ玄人からも評判の良いシリーズです。ちょっと金出せるならこれ買っとけ!みたいに言われていることが多いです。「2i2」はマイクを2本挿せるモデルなので、マイク1本でいい方は「scarlett solo」を選びましょう。
画像は第4世代ですが、自分が試したのは第2世代機です。入力をクリアにする(らしい)「AIR」機能がついたのは3世代からなので、比較するものとしてはちょっと間違っている感じもしますが、2nd genを使ってみた感想としては別に言われているほどの差を感じず、何が良いのかよくわかりませんでした。
深いメタリックレッドの筐体デザインがかっこいいのだけはわかります。
第2世代は中古で8000円ほど、第3世代は12000円ほどで買えます。前面に「AIR」と書いてある部分があるかどうかで判別できます。最新の第4世代の中古はあまり出回っていません。
ヤマハ AG03
超定番の人気機種です。やたら色々とツマミやボタンや差込口がついていますが、正直まったく使いません。
見本画像の印象よりも一回り大きく、ボテッとしていて結構場所を取ります。
前面にツマミやボタンがついている機種は上にちょっと物を置いたり棚に入れたりできるんですが、AG03のような上面に操作装置がついているタイプは完全にデスクスペースを占有するのであまり好みではありません。
また、当然ながら埃は上から積もるため、上面がデコボコしまくっていているせいで掃除しづらいのも良くないところです。時間が経つと素人がDIYしたみたいな感じで雑に貼り付いているゴム足が取れるようになってくるのもややウザです。
中古は13000円ぐらいで買えますが、つまみやボタンがとにかく沢山あり、前オーナーや販売店が全機能をしっかり動作検証しているかはかなり怪しいです。
ガキ 初心者御用達なこともあり、購入するなら新品のほうがいいと思います。
ベリンガー UMC202HD
これまでに挙げてきた機種の中で一番良かった機種です。
2年ぐらいメインで使いました。
コンパクトでデザインも無難、価格が安いのもいいところです。
上で書いてきたように、結局どれを使ってもさほど入出力の音質などにあまり差を感じなかったため、十分な音量が確保できて掃除しやすく、デザインが一番気に入ったものを使ったという感じです。
中古だと6000円ぐらいで買えます。
入出力の音質の差、ノイズ乗りの差
正直ほとんどないです。素人耳には上記のもので入出力の音質、ノイズ乗りに明確な差があるとは思いませんでした。同じ音源を何度も聞き比べたら「確かにちょっと違うかも・・・多分・・・」ぐらいの感じにはなりますが、イヤホンやマイクを換えたときほどの差は感じません。
オーディオインターフェースの販売ページでノイズを問題にしているレビューはほとんどが初期不良や別の機材の不調によるものか、ドライバがちゃんと入っていない、設定が悪い、部屋の環境が悪い、音量の設定が適切ではない等、他の要因によるものなんじゃないかと思います。差し込むUSB端子を変えたらノイズが出なくなったなんていう話も見かけます。
この価格帯では「マイクが何本挿せるか」「音量の上限が小さいという評がないか」だけ気にしていれば、あとはデザインの好みで選べばいいんじゃないかという感じです。
購入に際しては一応ちゃんとしたオーディオメーカーの製品かどうかだけは確認したほうがいいです。amazonなんかにはかなりやばそうな中華製品も結構あります。
MOTU M2を買った!
「さすがにこれなら違いがわかるだろう」と思って3万円クラス(値上げ前はギリギリ2万円台だったらしい)でかなり評判が良く、比較的新しい機種であるところのMOTUのM2を購入してみました。
「数十万円クラスのオーディオインターフェースで使用されるESS Technology 社 Sabre 32 Ultra DACを惜しみなく採用」という売り文句に期待していたんですが、正直言って出力の差はやっぱりわかりませんでした。定位チェックとか流すとUMC202HDよりわかりやすくなってるような気もする?
やっぱシンプルに耳悪いんかも。入力に関しても別に差があるとは思いません。
前面についている液晶で入出力の音量、特に入力音量が確認できるのは良いです。
何も喋っていないときに上下していたりすればいらん音が入っているということなので、そういう点をソフト側で確認せずとも把握できます。
トータルのデザインは「まあ普通かな」とか思っていたベリンガーのUMC202HDのほうがすっきりしていてカッコよかったなと思いました。居なくなってからわかる良さというやつです。M2は液晶がある分サイズが少し大きめでずんぐりしています。
3万円ぐらいまでで買えるオーディオインターフェースなんて実はどれも大して差がないのか、自分の耳が終わりすぎているのかという疑問は解決しませんでしたが、とりあえずこれからはしばらくこの機種を使っていこうかなと思います。