ゲームのメモとか感想

気分で文体が変わる

購入したリストレスト(手首置き)の比較レビューとおすすめのアイテム

エレコム リストレスト 疲労低減 "COMFY" ミドル 通気 ポリウレタン ブラック MOH-012BK

マウス用の手首クッションが欲しくてamazonの高評価・売れ筋商品を色々買ってみたので、使用感のレビューです。

 

商品選びの前に絶対やるべきこと

まず商品ページを見て検討を始める前に、メジャーでもものさしでもスマホの定規アプリでも何でもいいですが、「許容できる横幅」と「欲しい高さ」を絶対に確定させてください。

リストレストは高さと横幅のニーズが合わなければ使い物になりません。柔らかさとか質感とか以前の問題なので、必ず自分がどのぐらいのサイズの物が欲しいのかは正確に把握し、商品選びの絶対条件としてください。

なお、リストレストの高さは1.5㎝~3㎝程度のものが多いです。高さ5㎝以上と記述がある場合は商品の外箱サイズが表記されている可能性が高いです。

また、手首を置くとクッションは5ミリ程度沈むので、その沈みこみも計算に入れて欲しい高さを考えたほうがいいです。

 

以下、実際に購入した商品と感想です。

 

 

エレコム マウスパッド一体型 COMFY MP-095BK

これは左手デバイスとして使っている26キーの小型キーボード台として買いました。

amazonの売れ筋1位になっていますが、サイズを見ずに買ったらたぶん想像の半分ぐらいの大きさぐらいしかないんじゃないかと思います。

マウスパッド面が手のひらぐらいのサイズしかないため、ローセンシ寄りでゲームやってる人がマウスパッドとして使うというのはちょっと難しいサイズです。
マウス感度が初期設定で、用途が事務やブラウジング中心であればこの広さでも問題ないと思います。

クッションに程よい厚みがあり、反発は柔らかすぎず硬すぎずという感じで、小型キーボードの台座としては非常に満足しています。重さがあるのでズレないところもいいです。

しかし、このクッションについては問題もあるので、次で詳しく書きます。

 

 

エレコム COMFY ショート MOH-013BK

上で書いたマウスパッド一体型と同じ素材のリストレストです。先に買った一体型のクッション部が気に入ったのでマウス用に買いました。一体型のクッション部よりも若干厚みがあります。

この商品の欠点を挙げると「横幅があまりにも小さいこと」がまずひとつです。本当に手首を置くだけのスペースしかなく、ちょっとでも左右に手首を移動させようとするとはみ出します。

ふたつ目の欠点は「汗を吸うとめちゃくちゃ臭くなること」です。手首をジャストで置く人にはあまり関係ない(手首はほとんど汗をかかない)んですが、親指の付け根ぐらいのところを置いて使おうとしている(パームレスト的に使おうとしている)人は本当に注意したほうがいいです。手汗がつくとめちゃくちゃ臭くなります。除菌ウェットティッシュとかで拭いても全然取れません。

この問題は最終的には解決したんですが、それは後で書きます。
時系列というか、買った順に話を書いているので。

 

 

サンワサプライ TOK-GELPNSBK

上記「エレコムのCOMFYに手汗が付着するとやばいぐらい臭くなる問題」を踏まえて、レザー調のものを購入しました。

これは前述のリストレストよりもひと回り横幅が大きいため左右調整の余地もあり、表面の質感もめちゃくちゃ良いのですが、肝心のクッションが良くないです。

薄いカマボコみたいな形状をしているだけに、前後に寄るほどクッションが激薄になっています。上から指で押してみるとまったく問題ないようなクッション性なんですが、実際に手首を置くと「硬いな」という感想です。

自分的には「もうちょっとだけクッションが効けば・・・」ぐらいの評価ですが、「全然意味ない!」とか言うほど硬いわけでもなく、このぐらいの硬さで満足できる人も居そうな感じではあります。

 

 

Kensington GEL Waveリストレスト K62397JP

安物で失敗してから高いものを買ういつものパターンです。

さすが4000円もするだけあって、感触は途轍もなく良いです。ぷにぷにしているのに沈みすぎないクッション性も最高です。丸洗いできるのも良いところです。ほかの人もレビューで書いていますが、指で押すとかなり気持ちいいです。

こいつは質感とクッションは満点なんですが、謎設定のサイズが大きな欠点です。

フルサイズのキーボードとほぼ同等の横幅があり、左右両端のクッションが厚くなっている、「漫画肉の骨」みたいな形状になっています。

クッションの厚い両端に手首を置きたいんですが、フルサイズのキーボードって右端はテンキーなわけで、普通に考えてこんなに左右の手首位置は離れません。

左手で文字を打ちながら右手でテンキーを打つ、みたいなことをしなければこの横幅とデザインに手首がフィットすることはないわけです。本来の用途であるキーボード用のクッションとしてはかなり謎のサイズ設定です。書くまでもないと思いますが、テンキーレスのキーボードで使うにはもちろん大きすぎます。

マウス用として運用するには当然めちゃくちゃオーバーサイズです。手首を左右にどれだけ移動させてもはみ出さないため、スペースが許すのであれば横幅がでかすぎるというところはそんなに悪くもないんですが、上にも書いたようにこのリストレストは左右の端に寄るほどクッションが厚く中央部ほどクッションが薄いデザインなので、手首の位置を変えると高さや柔らかさも微妙に変わって違和感があります。

結局どうしたかというと、これはもう1つ追加で購入して左右の肘置きとして使っています。腕置き・肘置きクッション(アームレスト)としてはかなり最高です。一生使うかもしれません。リストレストとしては意味不明なサイズですが、腕をのせるとちょうど肘から手までの長さをカバーしています。マウス用のリストレストとしてはちょっと失敗しましたが、結果オーライでした。

 

 

最終的にマウス用リストレストはどうしたか

仕方ないので手汗でめちゃくちゃ臭くなるこいつを使っており、ある日「もうダメになっても別にいいか」という気持ちで水洗いしてみると表面のクロス(布)部分が剥がれて取れてしまいました。

縫製ではなく接着剤で付いていたために外れてしまったようなんですが、それ以来このリストレストは手汗で臭くなりません。クッション素材に汗が染みているわけではなく、表面のカバー素材が原因だったみたいです。

カバーの布が外れてしまってもめちゃくちゃスポンジ丸出し!とかめちゃくちゃシリコン丸出し!みたいな感じではありません。というか見た目はほとんどそのままです。この状態で売っていても違和感ないぐらいです。

触れた感じはちょっとゴムっぽいというか不思議な感じですが、別に悪くはありません。変な臭いとかもありません。また、水洗いしても劣化しているような感じもありません。安価で完璧なマウス用リストレストの誕生です。ショートタイプは上でも書いた通り手首を動かす横幅がありませんが、ミドルタイプは2.5倍ほどのサイズになるので、幅が欲しい場合はこちらが良いと思います。

というわけで、マウス用リストレストのおすすめは「表面の布を剥いだエレコムのCOMFY」です。ありがとうございました。