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気分で文体が変わる

【三国志】史実武将 能力編集メモ ④(エ-3)

三國志14 with パワーアップキット

三国志信長の野望をやるときに武将の能力を細かく調整するのが趣味なんですが、何を根拠に自分がそういう調整を行ったのかがわからなくなることが多いため、メモとして残すことにしました。

三国志のエディットは「史実に寄せる人」と「演義に寄せる人」で分かれると思います。自分は基本的に史実と演義のいいとこ取りをする方針です。そのため、全体的に数値がインフレ化する傾向にあります。

また、各内容はインターネットで5分程度で調べて適当に解釈したものなので、間違っている可能性がかなりあります。

ステータス・スキルセットは三國志14PKの物です。主義・政策は調整による影響力が強すぎるので基本変えてません。

全武将の編集を目指しています。五十音順に気が向いたときに載せていく予定。
1記事5000~8000字ぐらいで区切ってます。女と古武将(いにしえ武将)は使わないので編集しません。

 

 

袁紹 エンショウ

83 74 64 86 79

個性:名声 英名 人脈 剛将 胆力
戦法:袁家栄光 鯨波 治療 連弩 火矢 衝車  投石
陣形:魚鱗 雁行 鶴翼 衝車 投石

演義・正史の両方で登場。
四世三公の名門、袁家の出身。袁術の従兄(異母兄?)で袁術より年長にあたるが、袁紹は母の身分が袁術よりも低かった、或いは袁紹が幼少の頃に実父が死んだため袁術の父に引き取られた、または本来継承順位二番手だった袁術が養子に出された後に嫡男が若死し妾の子である袁紹が本家を継ぐ流れになり袁術との確執が生まれたなどの説がある。ともかく袁術のほうが血統は上だったらしい。
袁紹は快活で威風堂々としていながら謙虚な一面もあり、人望が厚かった。若き日の曹操とも友人関係となっている。次代の袁氏の長は袁術袁紹のどちらかであると目されており、袁紹と交友を結んだ名士たちは袁術と会うことを避けたので、袁術は自分よりも人々に評価されている袁紹を激しく妬み敵対視した。袁紹は都で名士と交流を深めて声望を高めながらも漢朝への出仕は断り続けたため、独自の勢力を形成して反乱を企てているのではないかと疑われ始め、叔父の袁隗に「袁家を滅ぼすつもりか」と叱責されようやく官職に就いたという。すぐに中郎将まで昇進し、中軍校尉も兼任した。
霊帝崩御し宦官と何進が対立するようになると何進陣営の中心人物となった。兵権を与えられ諸侯を洛陽に召集して決戦に備えたが、この動きは宦官側に筒抜けであったため、先に何進が暗殺されてしまった。このとき袁紹は宮中に兵を率いて乱入し宦官を皆殺しにして政争を制した。しかし一連の混乱に乗じて洛陽に入った董卓が台頭し始めると武力を背景に力を増す董卓に対抗できず、都を去り冀州に逃亡した。
翌年には橋瑁の呼びかけで反董卓連合が結成され、諸将に推薦されて盟主となる。袁紹は布陣したまま時を過ごすばかりで洛陽まで兵を進めようとしなかったため、早期の決着を主張する曹操らからは批判された。対する董卓は洛陽を焼き払い長安への遷都を行うことで決戦を避けた。このときに都に居た袁氏一門はみな処刑されている。
袁紹献帝の安否が不明となったことを理由に帝室の血縁である大司馬の劉虞の擁立を諸侯に提案したが、これは反対を受けて実現しなかった。董卓から奪い返した洛陽は焼け野原と化しており軍勢が落ち着ける拠点もなく、諸侯の間では方針を巡る対立や主導権争いが起こり始め、各々が勝手に離脱するなどして連合は瓦解し、後漢は群雄割拠の時代に入った。
この時期は袁紹袁術が二大勢力と目されており、周辺の諸侯は大別してこのどちらかにつく形で争った。冀州に戻った袁紹は隣国の幽州で拡大する公孫瓚に対抗するため、周辺勢力を傘下に入れて吸収し、冀州牧の地位を譲り受けることに成功した。また、袁術豫州刺史に任じた孫堅を妨害するためにこちらも周昂を豫州刺史に任命して洛陽に入った孫堅と戦わせた。公孫瓚袁術軍(=孫堅)を支援するために従弟の公孫越を送ったが、公孫越が周昂との戦いで戦死したため憤激して袁紹との本格的な武力抗争を開始した。袁紹は自ら軍を率いて公孫瓚の軍を撃破し、後背を襲ってきた黒山賊の軍にも勝利した。
長安から落ち延びた呂布が頼ってきた際にはこれを受け入れて黒山賊の討伐に用いた。呂布は次第に戦功を誇って横柄な態度をとるようになり、鼻持ちならならなくなった袁紹呂布を殺してしまおうと考えたが、呂布を敬愛していた張邈に止められた。張邈は以前にも袁紹の奢った振る舞いを諫めたことがあり、この件で袁紹とはますます不仲になっていった。また、この時期には袁紹が周囲の者を重んじる心を失い「第二の董卓になろうとしている」として鮑信が曹操に独立を勧めている。
公孫瓚との緒戦に勝利した袁紹だったが、渤海郡の公孫瓚が籠る城を攻略することができず、退却しようとしたところに攻撃を受けて大敗する。この一戦をきっかけに公孫瓚は盛り返して再び南進を開始し、一進一退の長期戦は2年にも及んだ。
兗州黒山賊の活動が目立ち始めると曹操を東郡太守に任じてこれを抑えさせ、青州には臧洪を派遣し公孫瓚サイドの田楷と対抗させた。また、荊州劉表を動かし袁術の背後を突かせた。袁紹は以後も曹操を強く支援し、曹操もその力を利用して次々に戦果を挙げたため、やがて曹操袁紹と並び立つほどの勢力を持つに至ったが、曹操献帝を擁立した際には袁紹は人事に干渉し曹操を差し置いて大将軍の地位を獲得しており、この時点ではまだ明確に曹操より優位な立場を保っていた。
袁紹が各地で自分の傘下にある諸侯を使って袁術を中心とする敵対勢力との戦いを有利に進めつつ自らは隣国の公孫瓚を滅亡寸前まで追い詰めていた一方で、曹操は近隣に呂布、張繡、袁術劉表などの敵対勢力が多数健在であったために袁紹に対して長らく敵対姿勢をとれなかったが、張繡と呂布を滅ぼした頃にはその野心を隠さなくなり、両者の対立は表面化していった。
劉備が徐州で曹操に対して反乱を起こして支援を求めてきた際には軍師格の田豊が「この機会に曹操と決戦するべき」と進言したが、袁紹は子供の病を理由に派兵を断った。劉備曹操に敗れたのちにようやく袁紹曹操との戦いを決断したが、この時には軍内で意見が大きく割れ、沮授と田豊が持久戦を主張し、郭図と審配は早期決着の方針を主張した。袁紹は後者の案を採用し、なおしつこく反対意見を主張し続ける田豊を投獄した。
曹操との戦い(官渡の戦い)においては緒戦で早々に主力武将の顔良文醜を討ち取られてしまう。しかし袁紹軍は兵力規模で曹操軍に勝っていたため、時がたつにつれて袁紹側が有利に進んでいった。半年近く戦った頃には曹操の勢力圏内で賊の反乱が起き、袁紹劉備を派遣してこれを支援した。この頃には曹操軍は兵糧の不足に苦しみ始め、曹操が一時弱気となって退却案を荀彧に相談している。
しかし袁紹軍は戦いを有利に進めていたにも関わらず、軍内では軍権や発言力を争って激しい不和が発生しており、参謀の許攸が曹操に投降して鳥巣に設置された兵糧庫の位置を暴露した。沮授が兵糧の守りを固めるよう再三進言したが袁紹はこれを容れず、郭図の提案したむしろ鳥巣を囮として曹操の本陣を突く案を採用した。結果、鳥巣の兵糧を失った上に曹操本陣への攻撃も失敗し、高覧や張郃といった将軍たちが曹操に寝返ったため、この戦いにおける袁紹の敗北は決定的となった。
戦後には領内各地で反乱が起こったが、袁紹は素早く軍を立て直してすべての反乱を鎮圧して隙を見せず、曹操袁紹の存命中には河北に侵攻しなかった。しかし間もなく袁紹は後継者を決めずに病死し、結局袁氏は後継者争いを起こしたところを曹操に付け入られ滅亡した。袁紹の政治は民衆に評判が良かったため、袁紹が病死した際には河北の民はみな嘆き悲しんだという。

結構省いたけどさすがにめちゃくちゃ長くなった。
マイナスイメージの根拠から。「沮授と田豊の案を採らずに郭図に乗ったのがアホすぎる」みたいに言われがちだけど、前者の案なら勝ってたのかつったら実際わからんくない?どっちの案を採用したとかより家臣の派閥争いをコントロールできなくて一丸となれなかったのが悪い気がする。陣営の敵意が内に向きすぎ。あと「反董卓連合のときにびびって軍を進めなかった」って話も結果的には長安まで敵を退けてるし、董卓は勝手に死んでるし普通に正解じゃないか?徐州で劉備が反乱起こしたときは「このときに行っとけば曹操に勝てた」ということになってるけどそんなんわからんし、優柔不断って言われてる根拠には全部あんまり同意できないので優柔は消した。
高慢で自分の思い通りにならないやつは排除するってイメージの元になってる田豊を投獄した話も実際今から決戦するぞって時にこんなやついたら普通に困るでしょ。郭図の策で負けた結果論で言われてるだけ感ある。呂布が激ウザキャラなのは他の人の話読んでても間違いないし、鮑信は曹操ファンクラブ会員だから袁紹の悪口言っててもどうだろって感じ。
郭嘉荀攸から仁政を評価されて「息子がバカなのに河北で袁氏がまだ支持されてるのは袁紹のおかげ」とまで言われているので政治は良かったんだろうけど、曹操劉備のように家臣を心服させてひとつの方向を向かせるみたいな能力が全然無かったから負けたって印象。派閥の統制やガス抜きができてないから官渡で勝ってたとしてもその後どうなったかは結構怪しい。
物量で押してふんぞり返る的なイメージが染みついてるけど実は劣勢に強くて、公孫瓚に負けかけたときも踏みとどまって返してるし、曹操に官渡で負けた後も領内の反乱を潰して立て直している。遡れば宦官皆殺しとかも窮地からの巻き返しだし案外追い詰められたときのほうが地力出るタイプなんかも。個性は名声、英名、人脈、剛将、胆力で赤は無しにした。下げたい部分がゲーム内の要素では表現しづらい・・・。知力と魅力をちょっと凹ませるぐらいしかないかな。家臣の忠誠がジリ下がりするみたいな赤個性あったら付けたんだけど、自作でも出来ないっぽい。

 

 

閻象 エンショウ

29 27 63 63 66

個性:諫止 沈着 論客
戦法:投石
陣形:投石

演義・正史の両方で登場。袁術軍。
袁術の主簿。袁術が自ら皇帝を名乗る案を配下に披露した際に周りの者が沈黙する中でただ一人進み出て周の文王が天下の三分の二を領有しながらも皇帝の臣下であり続けた故事を引用し、袁術を諫めた。袁術は閻象の諫言を容れて一度は思いとどまったが、結局のちに皇帝を僭称した。

このエピソードしか出てこない。演義でもまったく同じ。これだけで知力70政治74は無理でしょ......。誠実さとか勇気とかは魅力で表現する方向なので魅力はアップ。政治と知力は下げたけど、個性に沈着と論客を付けた。

 

袁譚 エンタン

72 69 47 39 59

個性:短慮 名声 遠矢
戦法:奮戦 足止 罵声 斉射
陣形:鋒矢 雁行 方円

演義・正史の両方で登場。袁紹軍。
袁紹の命によって伯父の養子となり、青州へ派遣された。伯父の養子に出されたのは袁紹が三男の袁尚を後継にしたかったためといわれる。沮授がこの方策に反対して後継者争いの原因になると諫めたが、袁紹は耳を貸さなかった。
青州では公孫瓚が送り込んだ田楷、青州刺史の孔融らと三つ巴の戦いを繰り広げた。やがて袁譚孔融の籠る城を攻略して妻子を捕虜にし、その功で青州刺史に任じられた。このように軍功を挙げる一方で、統治においては自分に都合の良い言葉を吐く奸臣の話ばかりを聞いたため、青州の政治は乱れた。袁譚は優れた人材を集めることを趣味としており、名士や賓客を厚くもてなしたが、その意見を聞いて容れることはあまり無かった。官渡の戦いでは袁紹に従軍している。運命の分かれ目となった曹操の鳥巣攻撃の際には沮授の鳥巣防衛に全力を傾ける案に同調したが、容れられなかった。
袁紹の死後は郭図と辛評に推され弟の袁尚と後継の座を争った。曹操との戦いが終わっていないにも関わらず勢力の内部分裂を引き起こしたため、兄弟間で援軍を拒否するなどして曹操軍との戦いで大きな不利を招き、袁氏の勢力は急速に縮小した。曹操が鄴まで侵攻した際には袁尚が戦ってこれを撃退し曹操は許まで後退したが、これまでギリギリの線で協力していた袁譚袁尚は戦後処理で決裂し、目前の危機であった曹操軍が去った途端に直接の武力抗争を開始した。袁譚の先制攻撃は失敗し、袁尚の反撃を受けて敗退した。王修が兄弟で争うことを強く諫めたが、袁譚は聞き入れなかった。袁尚との直接対決に敗れた袁譚曹操を頼ることに決め、娘を曹操の息子と縁組して曹操に降伏した。曹操軍が来援すると兄弟の争いは袁譚側が優位に立った。
曹操との共同戦線においては曹操軍が鄴を包囲している間に袁譚が手薄な都市を次々に攻略して敗残兵を吸収したため、急速に勢力を回復した。この動きに曹操は黙っておらず、盟約違反であるとして同盟を破棄し再び袁譚と戦う構えを見せた。袁譚は南皮で一度は曹操を破ったが、結局は敗れて逃走しようとしたところを曹純に捕まり斬られた。

デフォの能力ほどは悪くない印象。青州では勝ってるし統率60はちょっと低すぎると思ったので上げ。個性に功名、直情、軽率と赤が山盛りにされてるけどそこまででもないような・・・不仲の三男に後継主張されて戦うのは当たり前の自衛で別に功名心の発露ではないでしょ。赤は短慮1枚にして名声、遠矢を付与。曹操に降伏したのってそりゃ良かないけどそのまま袁尚に負けるよりはマシなムーブだし知力30にするほどか?って感じなので「どちらかというとバカ」ぐらいまでは上げた。他は据え置き。「優れた人材を集めるのが趣味だったが自分に都合のいい言葉だけを聞いた」の部分、わかるなあ~ってなった。普通はそんなもんだよな。

 

 

閻圃 エンホ

31 25 82 82 79

個性:教化 米道 工面
戦法:治療 鎮静
陣形:長蛇 井闌

演義・正史の両方で登場。張魯軍。
張魯の功曹。漢中の住民が張魯に玉印を献上し、張魯が漢中王を名乗ろうとした際に「現在でも漢中を完全に掌握して治めており、あえて王を名乗る意味もない」と諫めた。曹操が漢中に侵攻した時には降伏しようとする張魯に「一度も戦わずに降伏しては曹操に軽く見られる」と説得し、張魯はこの意見を容れて抗戦してから降伏した。この話を聞いた曹操は閻圃を評価して張魯の子らとともに爵位を与えている。魏では建節将軍に上り、爵位も進めて出世した。曹丕の代には朝議の席で礼遇される身分になったという。
演義では役割が異なり、正史とは逆に劉璋を討伐して漢中王の座につくよう張魯に勧めている。曹操が侵攻してきた際には龐徳を将軍として抗戦を主張するが、楊松の讒言により阻止された。

功曹っていうのは人事局長のことらしい。演義で「ザコの劉璋倒して蜀取ろうぜ(劉備がこれやって成功した)」って言ったところと「龐徳なら曹操軍に勝てる(龐徳はこの後曹操軍に入って活躍している)」って言ったところが両方正解だったから賢い!みたいな評価。正史の出世は普通にすごいし右側はちょい増しでもいいかな。個性は元から十分強いのでそのままにした。

 

袁燿 エンヨウ

41 48 52 54 62

個性:名声
戦法:火矢 駆逐
陣形:雁行

正史のみ。袁術軍。
袁術の子。袁術が病死したのち、叔父の袁胤に守られて劉勲の庇護を受けた。孫策が劉勲を攻めた際にその捕虜となったが、姉妹が孫権の側室となったため袁燿も一族として優遇され郎中に任命された。のちに娘が孫権の子の孫奮に嫁いでいる。

なんでデフォ個性で強欲?特に何もしてないけど余計なことをしなかったとも見れる。姉妹と娘が孫権父子に嫁いでいるあたり、貴種として飼われてたみたいな感じなんかな。父親と違ってとりあえず大人しくする分別があるだけ賢いと思う。政治と知力はちょっとだけ上げた。個性は動員と強欲を消して名声に。軍事面ナーフしようかと思ったけどデフォでも別に使うような性能でもないしそのままにしておいた。

 

 

【三国志】史実武将 能力編集メモ ③(エ-2)

 

三國志14 with パワーアップキット

三国志信長の野望をやるときに武将の能力を細かく調整するのが趣味なんですが、何を根拠に自分がそういう調整を行ったのかがわからなくなることが多いため、メモとして残すことにしました。

三国志のエディットは「史実に寄せる人」と「演義に寄せる人」で分かれると思います。自分は基本的に史実と演義のいいとこ取りをする方針です。そのため、全体的に数値がインフレ化する傾向にあります。

また、各内容はインターネットで5分程度で調べて適当に解釈したものなので、間違っている可能性がかなりあります。

ステータス・スキルセットは三國志14PKの物です。主義・政策は調整による影響力が強すぎるので基本変えてません。

全武将の編集を目指しています。五十音順に気が向いたときに載せていく予定。
1記事5000~8000字ぐらいで区切ってます。女と古武将(いにしえ武将)は使わないので編集しません。

 

 

閻行 エンコウ

73 84 66 66 74

個性:豪傑 果敢
戦法:急襲 攪乱
陣形:魚鱗 錐行 鋒矢

正史のみ。韓遂の配下、のち魏軍。 
若い頃から猛者として名を馳せており、韓遂馬騰と争っていた時期には馬超を討ち取る手前まで追い詰めたこともある。曹操の仲介によって韓遂馬騰の間で和睦が結ばれると使者として曹操のもとに派遣され、曹操に気に入られて犍為太守となる。この際に恭順の証として曹操に実父を預ける約束をし、韓遂のもとに戻った閻行は韓遂にも家族を差し出して帰順するように説得した。韓遂はそれに同意して曹操に家族を預けたが、馬超らが曹操に対して反乱を企てていることを聞かされると韓遂は翻意し、すでに家族を差し出しているにも関わらず反乱に組した。
曹操は約束を反故にした韓遂の一族をすべて殺した一方で、閻行の父は殺さず、父が生きていることを伝えて閻行を懐柔しようとした。韓遂は娘を閻行に嫁がせることで一族に取り込み、西平郡の統治という大任を与えて引き留めようとしたが、閻行は曹操につくことを決め謀反を起こした。韓遂羌族の援軍を呼んでよく防いだため、閻行は韓遂の討伐を諦めて曹操に降った。閻行を迎えた曹操は朝廷に上奏して爵位を与え、翌年には夏侯淵に代わって涼州の守備を任せている。
後に韓遂が異民族の兵を率いて涼州に戻ろうとした時には逆襲を恐れて逃亡することを考えたが、戦いの直前に韓遂が自分の部下に背かれて死んだため、閻行は戦わずして勝つことができた。

韓遂曹操の間で激しく取り合いになる男。そんだけ光る物があったと考えられる。「馬超を討ち取りそうになったことがあるぐらい強い」という話が最大の評価ポイントなんだけど、馬超って武力96なんよね。この一文だけで97とかにするのは無理だし若き日のことという解釈で武力は据え置いた。そもそも後で馬超の武力下げるかもしらんけど。
絶対中央に恭順したくないマン揃いのイメージしかない涼州の将の中でいち早く曹操の実力を理解して臣従を決断し、韓遂には娘まで貰っておきながら(儒教的価値観では父親最優先ではあるが)曹操についてる嗅覚は評価できると思う。このへんで知力は上げた。最後の「逃げようとした」ってとこの解釈が難しい。ここまじでよくわからん。この話がなかったら魅力と統率をもうちょい上げてもよかった。

 

 

閻柔 エンジュウ

82 76 89 83 92

個性:召募 嚮導 親鳥 論客 特使
戦法:突撃 奮戦 斉射 鼓舞
陣形:鶴翼 雁行 長蛇 魚鱗 方円

正史のみ。魏軍。
若い頃に北方の異民族に捕らえられたが、捕らわれの身でありながら異民族と非常に親密になり、鮮卑族とともに烏桓校尉の邢挙を討ってその地位を奪った。幽州を統治していた劉虞が公孫瓚に殺されると、劉虞配下の鮮于輔らに擁立され、自ら築いた人脈で数万の軍勢を集めたという。閻柔と鮮于輔の軍は公孫瓚の軍勢を何度も破り、袁紹とも協力してついには公孫瓚を滅ぼした。閻柔はこの戦いを通じて袁紹と誼を通じ、袁紹と異民族の間を取り持った。
官渡の戦いの際には使者を派遣して曹操に臣従し、護烏桓校尉の官位と爵位を与えられている。曹操袁譚を滅ぼした際には異民族の兵を率いて曹操のもとへ参じて名馬を献上した。以後は曹操軍の傘下として異民族との交渉や平定に従事して功績を上げた。
曹丕の代には度遼将軍となり、県侯の爵位を得ている。曹操にも曹丕にもまるで家族のように寵愛されたという。曹丕後漢からの禅譲を受けるように勧める魏公卿上尊号奏においては曹洪や曹真などの曹丕の親族や、張郃徐晃などの建国に大きく貢献した将軍たちよりも上位に名を連ねている。

何この人怖くない?すべての人と仲良くなってすべての目的を達成してないか?よくわからない部分が多すぎてこれ以上はあげられないけど、野良で集めた軍隊を率いて公孫瓚に勝ってる(というかなんで劉虞残党に担がれるのかも謎)し、袁紹とくっついておきながら曹操に乗り換えた判断もはまってるし、魏でもするすると出世している。ずっと従軍してたわけでもないし宮廷にいたわけでもないのに曹操曹丕には家族のように愛されたって何?普通に怖いだろ。異民族に捕まったところから始まるサクセスストーリーみたいなのが謎すぎ。転生なろう系主人公かよ。全体的に補強して個性には特使と論客を追加した。戦法と陣形も強化。

 

 

袁術 エンジュツ

28 28 30 32 71

個性:名声 召募 徴税 高慢 惰弱
戦法:袁家栄光 
陣形:鶴翼 方円
政策:政令徹底4

演義・正史の両方で登場。父は司空の袁逢、袁紹の従弟(異母弟?)。
四世三公の名門、袁家の御曹司。正史と演義で役回りはほとんど変わらない。
孝廉の推挙で後漢の役人として出仕。郎中に就任し、中郎将に上った。若い頃から本流である自分よりも袁紹のほうが人望があることを激しく妬んでおり、母の身分が低いことをあげつらって袁紹をたびたび中傷した。霊帝崩御後は何進による宦官誅殺の計画に曹操袁紹とともに参加している。董卓が台頭すると後将軍となり、当初は董卓の傘下で働いたが、董卓の暴政が強まるにつれ危険を感じ中央から逃れ南陽へ移った。南陽では孫堅豫州刺史に任じて支配下に置き、董卓に対抗した。孫堅董卓軍を破って洛陽に入ったため、その主君である袁術もおおいに名声を得たが、南陽における袁術の政治は私欲による苛烈な徴税が行われ、民衆に憎まれたという。
袁紹とは一時協力関係にあったものの、すぐに対立するようになった。献帝を傀儡にする董卓に対抗するために皇帝の血縁である劉虞を擁立しようと考える袁紹に対して、袁術はそもそも漢室自体を尊重しておらず、最終的には協力するふりをして劉虞を騙して軍勢を奪い取った。また、隣国にあたる荊州劉表とも折り合わず、袁紹と敵対していた公孫瓚と結んで袁紹-劉表ラインに対抗した。袁術孫堅を使って劉表を討伐しようとしたが、孫堅は襄陽の戦いで敗れて戦死した。この劉表討伐の動きに連動した公孫瓚による袁紹への攻撃、陶謙による曹操への攻撃も失敗した。
翌年に袁術は挽回を図って自ら軍を率い曹操を攻撃したがこれも大敗し、劉表に退路を塞がれたために南陽を捨て、劉繇から揚州の寿春を奪って本拠にした。負け続きで明らかに落ち目の袁術であったが、この時期に長安を奪った李傕と利害が一致したため、李傕から袁術に同盟の申し入れがあり、袁術は左将軍、陽翟侯に任じられた。この際に袁術後漢の役人を帰さず、強請って自らの部下達にも官職を与えさせたという。また、同時期には袁術の力が弱まったことで独自の動きを見せるようになってきた陶謙を自勢力に引き留めるために陳珪の家族を人質に取って脅して失敗したり、陶謙の後釜になった劉備を引き入れられずに袁紹側に取られたり、孫策を廬江太守にする約束を反故にして忠誠を失ったりと、軽挙妄動で細かい失点を重ねている。
寿春に移ってからは元来の揚州の支配者である劉繇との戦いが続いていたが、これを孫策に任せて徐州の劉備を攻略しようと目論み、袁術は自ら軍を率いて劉備と対陣した。袁術は策を講じて劉備のもとに身を寄せていた呂布に裏切るよう促し、下邳を守っていた曹豹が張飛を追放して呂布を迎え入れたため、劉備は退却した。その後の呂布の行動は支離滅裂で、呂布劉備と和解した上で袁術劉備も強引に講和させた。袁術呂布を見限って陳宮と郝萌に反乱を起こさせたが、これは失敗した。袁術の采配による徐州攻略がまったく進んでいない一方で、この間に足元を任されていた孫策は劉繇を破って支配域を順調に拡大しており、南方を攻略し自分の決めた太守を勝手に置くなどして独自の動きを強めるようになった。
曹操献帝を擁立して司空になると、袁術には逆賊として賞金がかけられた。もとより漢王朝を重んじる精神を持っていなかった袁術は、以前より考えていた自らが皇帝になるという計画を実行し、国号を仲とした。この動きは当然ながら諸侯にはまったく受け入れられず、袁術の政治は民衆からの人気もなかったため、家臣からも離反者が相次いだ。巻き返しを図って呂布に婚姻同盟を持ち掛けるもこれを拒否された上、呂布を攻めて敗北している。その後、淮陽の劉寵と駱俊を暗殺して一時陳国を占拠したが、曹操が軍を率いて出てくると大敗した。
呂布曹操に押され始めると袁術呂布は再び同盟を結んだが、苦し紛れでしかなく互いに協力姿勢にも欠けており、袁術は下邳で包囲された呂布を救援しなかった。もはやすべての人望を失った袁術は今後の曹操袁紹との決戦を予測し、皇帝の位を差し出して協力することを約束して袁紹に助けを求めた。袁紹はこれを承諾して迎えを寄越したが、袁術は病にかかって袁紹のもとへ辿り着くことなく病死した。

長い!家格と野心と行動力の男。ほとんどすべてに失敗しているが、普通この1回で終わってるだろみたいな失敗を何度も重ねて生き残るバイタリティが凄まじい。全部失敗するのに策謀好きで、足利義昭とかにキャラが近い感じがする。政治の悪評に関してはこの時期に民を飢えさせてるのは袁術だけじゃないし誇張入ってるような気も?デフォルトで付与されている個性は一見イメージ通りっぽいような気もするけど、効果がちぐはぐ。名声と召募でフェニックスパワーを表現し、赤は高慢と惰弱に置き換えた。意外とデフォルトのステータスが高いのは謎。武力65知力68って何で?ステは全体的に丸い無能に書き換え。魅力はこんだけ失敗しても勢力を維持できるネームバリューで盛り。戦法と陣形いっぱい持ってるのはよくわからんかったから消した。普段は変えないけど政策を「政令徹底4」に変更。とにかく無駄にジタバタしているので命令書の枚数が増えるものを付けて手数を出せるようにしてみた。

 

 

袁春卿 エンシュンケイ

55 50 52 66 58

個性:名声
戦法:鼓舞 
陣形:方円

正史のみ。袁紹軍。
魏郡太守。袁紹の死後に鄴で曹操軍に包囲される。曹操は袁春卿の父である袁元長を使って降伏を呼び掛けた。

その後どうなったのかどこにも書いてない。拒否してたら逆に何か話残ってるはずだからたぶん降伏した?太守になれたのも縁故っぽいし評価しづらい。なんでデフォで動員持ってるのかもよくわからない。ステータスは右側が低めにされてるけど別に下げる要素もないので、太守で失敗した話もないならこんぐらいでもいいだろってレベルまでは補強。代わりに統率は下げた。個性は動員ではなく名声に。

 

袁尚 エンショウ

76 73 46 50 67

個性:高揚 胆力 動員 
戦法:突撃 鯨波 挑発 衝車
陣形:魚鱗 鋒矢 衝車

演義・正史の両方で登場。袁紹軍。
袁紹の三男。容姿端麗で武勇にも秀でたため袁紹に寵愛された。袁紹は長男の袁譚よりも三男の袁尚を後継に考えていたといわれる。袁紹が後継者を指名せずに死んだため、重臣の逢紀と審配に推戴され、長男の袁譚と激しく対立することになる。この対立は家臣の派閥争いを表面化させ、曹操軍から攻撃を受けた際にも兄弟間で援軍を拒否するなど、軍事面でも大きな不利を招いた。
鄴まで勢力を伸ばしてきた曹操軍に対し袁尚の軍が逆撃して曹操を許まで退けることに成功したが、曹操が自分たちの勢力圏から居なくなった途端に袁尚袁譚の対立は直接の武力抗争にまで発展した。先に仕掛けたのは袁譚だったが、袁尚は反撃してこれを破り、一時は優位に立っている。窮地に陥った袁譚曹操に降伏することで後ろ盾を得て以後は袁尚を圧倒するようになり、敗れた袁尚袁煕を頼ったのち烏桓の勢力下へ逃れた。曹操軍が遼西まで侵攻した際には烏桓の軍とともに戦ったが、ここでも敗れて公孫康の元に逃げ込み、そこで公孫康に取り押さえられ処刑された。

なんか無能イメージあるけど読んだ限り軍を率いたときは普通に勝ってるじゃんという印象。曹操軍も撃退している(これはわざと下がったのかもしれんけど)し、兄弟対決でも直接の殴り合いでは勝っている。このへんの評価で統率はちょっと高めにつけた。一方で、せっかく戦いには勝ってるのに有利な状況を作れていないし、袁紹の残した勢力を割って衰退させた上で結局負けて死んでいるので右側はこのぐらいが限界。デフォでは猪突、粗忽、高慢と赤個性が山盛り付けられているが、大局観が無いだけで軍隊の指揮では別に失敗していないのでそれは消した。戦法はデフォで結構持っているのでそのまま。勢力の長としては良くないけど部隊長としてはまあまあみたいなステータスに。

 

 

【三国志】史実武将 能力編集メモ ②(エ-1)

三國志14 with パワーアップキット

三国志信長の野望をやるときに武将の能力を細かく調整するのが趣味なんですが、何を根拠に自分がそういう調整を行ったのかがわからなくなることが多いため、メモとして残すことにしました。

三国志のエディットは「史実に寄せる人」と「演義に寄せる人」で分かれると思います。自分は基本的に史実と演義のいいとこ取りをする方針です。そのため、全体的に数値がインフレ化する傾向にあります。

また、各内容はインターネットで5分程度で調べて適当に解釈したものなので、間違っている可能性がかなりあります。

ステータス・スキルセットは三國志14PKの物です。主義・政策は調整による影響力が強すぎるので基本変えてません。

全武将の編集を目指しています。五十音順に気が向いたときに載せていく予定。
1記事5000~8000字ぐらいで区切ってます。女と古武将(いにしえ武将)は使わないので編集しません。

 

 

衛瓘 エイカ

82 72 88 89 79

個性:振興 法律 文化 名声 策士
戦法:奇計九条 激励 攪乱 火矢 井闌 投石
陣形:魚鱗 錐行 方円 井闌 投石 

演義・正史の両方で登場。魏軍。
父が曹操曹丕の2代に仕えた役人であり、父の爵位を継いでエリートとしてキャリアをスタートさせている。やっていることは演義と正史でほぼ変わらない。蜀征伐におけるドタバタで立ち回って鄧艾と鍾会を殺害した。演義の描写はここまでだが、晋の時代には司馬炎に信任されて爵位は公に進み、征東将軍、征東大将軍、征北大将軍を歴任した。烏桓を晋に帰順させる事に成功しており、離間策をもって拓跋部(鮮卑)の弱体化にも当たった。のち司空にまで上り詰め、衛瓘の政治は人々に支持され、大いに天下の名声を得た。晩年は司馬炎が自らの娘を衛瓘の四男に嫁がせるほどの権勢と信頼を誇ったが、最終的には政争に敗れて誅殺された。

演義では鄧艾と鍾会を殺害するセコい役な感じで終わっているが、実は晋代に司空にまで上った超大物。国家規模の大仕事をバリバリこなして昇進を重ねている。デフォ能力で一番意味がわからないのは魅力32。ステータスを全上げして個性、戦法、陣形もかなり調整。最期は内ゲバで敗北してしまったけど、それを加味してもこれぐらいあっていいと思う。

 

衛茲 エイジ

58 58 62 62 68

個性:召募 富豪 眼力
戦法:鼓舞
陣形:鶴翼

正史のみ。張邈の配下。
三公の招聘に応じないことがなぜ節操に優れるという評価になるのかは中国謎の価値観。それぐらい天下のことに興味がない衛茲だったが、まだ若造だった曹操にすっかり惚れ込んで気前よく私財を提供したため、曹操は5000の兵を得ることができたという。曹操とともに董卓軍の徐栄と交戦した際に戦死。

曹操の初期パトロンってだけで政治73はやりすぎ。立ち上げでめちゃくちゃ助かったっていうのをゲームに落とし込みたいという意図はわかるけど、個性もさすがにちょっと強すぎる。召募と富豪だけに減らしても十分強い。鶴翼も持ってるし。色々下げて眼力だけ追加。召募を活かすために武力はちょっと補強してあげた。

 

 

衛臻 エイシン

64 45 86 91 89

個性:沈着 罠破 規律 能吏 眼力
戦法:鼓舞 鎮静 牽制 大喝
陣形:鶴翼 投石 方円

正史のみ。魏軍。
衛茲の子。後漢朝廷に仕えて黄門侍郎となる。また、曹操から亡父の旧功を賞して爵位を与えられている。曹植曹丕の跡目争いにおいては丁儀から曹植側に付くよう求められたが断っている。
曹丕が王位に就くと散騎常侍に、即位の際には安国亭侯に封じられた。魏の群臣は魏を称える一方で後漢の徳を貶したが、衛臻だけは禅譲の徳義(曹丕に帝位を譲ったから偉い!)を理由に後漢を称えた。曹丕は衛臻の見識に感心して山陽公と同様の扱いにすべきとし、衛臻は尚書に昇進した。その後は侍中・吏部尚書を転任。曹丕広陵遠征の際には中領軍代行として随行している。この際、呉の降伏者から得た情報を「偽りではないか」と意見し、のちに衛臻の考えが正しかったことが判明している。
曹叡の代には康郷侯に爵位を進め、官吏の登用を担当。蔣済と人事について意見を交わしている。諸葛亮の北伐が始まると兵を派遣して蜀軍の糧道を断つように進言し、征蜀将軍・仮節都督涼州諸軍事に任命される。しかし、長安に着いた頃に蜀軍が撤退したため、交戦することなく帰還した。この時期、曹叡の宮殿造営を厳しく諫めており、道理に反する曹叡の政治干渉には毅然と反論している。また、孫権合肥攻めに際しては朱然の陽動と呉の作戦意図を読み切って意見を的中させている。毌丘倹が公孫淵の征伐を求めた際には無謀であると反対し、実際に毌丘倹は失敗した。
晩年には司空に昇進し、さらに司徒となった。曹爽は尚書令を兼務させた上、自らの弟に衛臻の娘を嫁がせたいと申し入れたが、これは遠慮している。死後には大尉を追贈され、敬侯と諡された。

正史長い!七光りかと思って読んでたらドえぐい大物やん。スタート有利はかなり入ってるけど、本人が優秀だったのも間違いない。軍を率いてはいるけど交戦していない?ので軍事盛りは控えめにした。右側は大幅増加。個性には「敵の計略を読む」系のものを中心に改造。

 

越吉 エツキツ

79 87 50 50 59

個性:羌氐 豪傑 昂揚 直情
戦法:急襲 大喝 突撃 奮戦
陣形:鋒矢 長蛇

演義のみ。西羌の元帥。
蜀軍との戦いにおいて羌兵15万を率いて曹真の援軍として参戦。鉄騎馬隊と鉄車と呼ばれる兵器を用いて蜀軍を苦しめ、張苞関興馬岱らの主力相手に一時優位に立ったが、関羽の亡霊に阻まれて逃走。さらに諸葛亮が出ると形成が逆転し、陥穽の計にかかって関興に討たれた。

蛮族は知力と政治がどれだけ低くても良いし個性は猪突!みたいなのやめない?最後は孔明の罠にかかって死んでるけどそんなん魏や呉の武将も一緒だし・・・。関羽の亡霊が出てくるまで(てか関羽の亡霊が出てくるって何だよ)は張苞関興馬岱に勝ってるし、一騎打ちでも関興に勝ってるので全面的に能力アップ。右側は最低水準まで引き上げた。個性は豪傑、昂揚を追加してバケモノ感を。猪突は削除したが直情は残した。戦法には突撃と奮戦を追加。

 

 

袁遺 エンイ

52 39 57 75 70

個性:名声
戦法:斉射
陣形:雁行

演義・正史の両方で登場。
袁術の兄、または従兄?山陽太守。反董卓連合の呼びかけに応じて参加した諸侯の一人。連合軍では特に活躍していない。後に袁紹より揚州刺史に任命されるが、揚州の支配を巡り袁術と対立して敗れる。逃亡先で部下に裏切られ殺された。

曹操から「大人になっても学ぶ姿勢を失っていないのは自分と袁遺だけ」と評価されていたという話がある。というか、明らかにこの話だけで知力73になっている。優柔つけられてるのは反董卓連合軍として積極的に動かなかったから?でもそれ全員だしそんなもんじゃない?と思ったので削除。明らかに縁故だけど太守→揚州刺史となっているので政治は75で許した。普通に失敗してるし知力は下げ。

 

袁胤 エンイン

24 14 39 41 54

個性:
戦法:
陣形:鶴翼

演義・正史の両方で登場。袁術軍。
袁術の甥。袁術の命で丹陽太守となるが、孫策の一派に追放される。袁術の死後はその柩と家族を守って劉勲のもとへ逃れた。演義では逃げ切れず曹操軍に殺されている。

デフォルトでは低ステに加えて小心、優柔、惰弱までつけられている。別にそこまで酷くないような・・・。少なくとも最後に寝返って袁術の家族を敵に差し出したりしなかったのは偉いし、丹陽に赴任して追放されるのは袁胤のせいというよりはそもそも袁術のやり方が悪いのにも原因あるよな?ということで魅力は人並に、赤個性は削除。

 

 

閻宇 エンウ

68 63 68 73 48

個性:功名
戦法:火矢 罵声
陣形:方円 衝車

演義・正史の両方で登場。蜀軍。
演義ではロクな功績もないのに黄皓に取り入って右将軍になった雑魚扱い。正史では馬忠の後任として蜀南部の統治を行った。職務には熱心だったが、馬忠の功績には及ばなかった。のちに黄皓と結託して姜維の軍権を奪おうと企み、工作を行って諸葛瞻から上奏させたが容れられなかった。

馬忠以上の成果が残せなかった」「姜維にとって代わろうとした」だけで、「ロクな功績もないのに右将軍になった」は創作。どこで誰と戦ったみたいな話がないので評価しづらいけど、ちょっと悪い奴ってだけで別に無能ではない・・・てかむしろ優秀寄りっぽい。蜀南部の統治って普通に大任じゃない?ゲームの数値的な話で言えば比較対象の馬忠って政治78だし、馬忠以上ではなかったと書いてるだけで別に失敗したとは書いてない。軍権奪うのも成功はしてないけど上奏まで漕ぎつけたって結構すごいと思う。姜維って「誰が見ても正しいムーブ」をやってたわけじゃないし、蜀内部で絶対の支持を得てたわけでもないから姜維の邪魔しようとしたから悪党!小物!みたいなこともない。オール60~70あたりで。赤個性は据え置き。

 

閻温 エンオン

36 44 55 64 68

個性:胆力
戦法:
陣形:錐行

正史のみ。後漢の官吏。涼州の別駕。
冀城が馬超に包囲された際、長安夏侯淵に救援を求める使者として城を脱出したが捕らえられる。馬超は城の者に向かって「援軍は来ない」と伝えるように脅したが、閻温は承諾したふりをして「援軍は来る」と城兵を励ましたため、籠城軍は奮い立ち、閻温は殺された。

これ徳川家でまったく同じ話聞いたことあるな・・・。てかこういう誠実エピソードだけの人って三国志14はゲーム的に良さを表現できないのが悲しい。魅力盛るぐらいしかない。涼州別駕なら政治はもうちょいあってもいいのでは?と思ったので64に。

 

袁渙 エンカン

30 17 78 88 88

個性:泰然 教化 寡欲 能吏 文化
戦法:鼓舞 治療 鎮静
陣形:方円 鶴翼

正史のみ。袁術呂布と仕え、最終的には魏軍。
劉備から推薦され袁術に仕えたが、袁術呂布に敗戦した際に捕虜となり、呂布に仕えることになる。呂布のもとでは劉備を罵倒する内容の手紙を書くように命じられ、これを拒否した。怒った呂布は袁渙に武器を突き付けて無理やり手紙を書かせようとした。しかし、袁渙は顔色を変えずに「そのような文書を用いても劉備の徳が高ければむしろ呂布のほうが辱められることになる」と説き、呂布は引き下がったという。呂布曹操に敗れた際には他の者たちが皆曹操に平伏する中、袁渙だけは堂々とした態度で曹操と対等に挨拶をした。このとき曹操は降伏した者たちに物資を分け与えたが、他の者たちが運べるだけの物資を持ち出そうとするのをよそに袁渙は書籍数百巻と僅かな食料を引き取ったため、曹操は感心したという。
曹操配下となってからは郎中令兼行御史大夫事まで進み、内政面で献策を行った。清貧にして慎重な人柄であり、清廉な政治を行って人民から慕われた。劉備が死んだ際には他の者たちが慶賀する中、昔の誼と恩義を重視してそれに加わらなかった。袁渙が亡くなると、曹操は涙を流して悲しんだという。
東晋の「三国名臣序賛」では魏から9人、蜀から4人、呉から7人が名臣として賞賛されており、その中に名を挙げられている。

正史長い!御史大夫事ってどんなもん??と思って調べたら副丞相らしい。めちゃくちゃすごいやん。デフォルトのステータスでもまずまずいい感じだけど、袁術呂布と負け勢力に身を置いていながら生き延びて見事に立身出世を果たしている辺りを評価して知力、政治、魅力をちょっと盛った。個性には能吏と文化を追加。

 

袁煕 エンキ

60 51 55 60 63

個性:特使 親鳥 慈悲 血路
戦法:連弩 治療 井闌
陣形:雁行 井闌

演義・正史の両方で登場。袁紹の次男。袁譚の弟、袁尚の兄。
幽州刺史。袁紹が病没した際には兄と弟が後継を争ったが、袁煕は争いに加わらなかった。弟の袁尚曹操に敗れると、曹操と敵対することになるとわかっていながら袁尚を迎え入れて助けた。このため幽州の豪族の離反を招き、遼西の烏桓を頼って逃亡することになる。曹操軍が遼西まで侵攻すると烏桓王の蹋頓とともに迎撃するが、敗れて公孫康のもとへ落ち延びた。曹操を恐れた公孫康袁煕袁尚をだまし討ちにして曹操に恭順しようと企んでおり、袁煕袁尚はそれを承知で公孫康を逆にやり込めて軍を奪おうと考えたが失敗し殺された。

かなり仕方ない部分もあると思うけど、大局的には判断ミスで幽州を失ってるし、その後もプラスに評価できるようなところも特にないしでデフォルトの知力68評価はちょっと難しい。あと小心ついてるけど言うほど小心か?小心だったら弟助けずに曹操に降伏すると思うけど・・・。演義袁紹に「柔弱でダメ」って言われてるのを拾ったフレーバーかな。動員と工面持ってるのもちょっとよくわからない。全体的にステータスを下げて動員、工面、小心を削除。個性には慈悲と血路を追加した。

 

 

 

【三国志】史実武将 能力編集メモ ①(ア~ウ)

三國志14 with パワーアップキット

三国志信長の野望をやるときに武将の能力を細かく調整するのが趣味なんですが、何を根拠に自分がそういう調整を行ったのかがわからなくなることが多いため、メモとして残すことにしました。

三国志のエディットは「史実に寄せる人」と「演義に寄せる人」で分かれると思います。自分は基本的に史実と演義のいいとこ取りをする方針です。そのため、全体的に数値がインフレ化する傾向にあります。

また、各内容はインターネットで5分程度で調べて適当に解釈したものなので、間違っている可能性がかなりあります。

ステータス・スキルセットは三國志14PKの物です。主義・政策は調整による影響力が強すぎるので基本変えてません。

全武将の編集を目指しています。五十音順に気が向いたときに載せていく予定。
1記事5000~8000字ぐらいで区切ってます。女と古武将(いにしえ武将)は使わないので編集しません。

 

 

阿会喃 アカイナン

55 55 30 52 58

個性:南蛮 短慮
戦法:突撃
陣形:鋒矢 長蛇

演義のみ。孟獲配下の元帥。
作中の戦は全部負けてるし2回も捕まるしで良いところがまったくない。孟獲を裏切って捕らえ蜀軍に差し出すが、その孟獲があっさり釈放されて帰ってきたため殺されてしまう。

一応南蛮軍5万を率いる元帥なので、その地位を獲得する政治力はあるということにしてもいいかなってところで政治は最低限の数値に修正。マジでなんも活躍してないし軍事は下げた。孟獲軍の武将が少ないことに配慮してこれでもかなり甘めの査定。

 

阿貴 アキ

55 55 20 48 52

個性:羌氐 不屈
戦法:急襲 奮戦
陣形:鋒矢 雁行

正史のみ。馬超が魏に対して反乱を起こした際に協力した異民族の王。1万程度の兵を率いることができたらしい。夏侯淵に敗れて斬られる。

武勇を伝えるようなエピソードがまったく見つからない(というか、ネットに情報がほとんどない)ので軍事は下げたが、腐っても1万の兵を出せる勢力の長が蛮族ってだけで政治18は酷すぎないか?ということで政治は上げた。このゲーム、蛮族=アホ!政治できない!みたいなステータス設定にしすぎだろ。
個性に猪突つける要素がないので削除。個性と戦法は適当に整えてやや上方修正。知力20は低すぎるような気もするけど据え置き。

 

韋康 イコウ

64 37 60 77 79

個性:教化 眼力
戦法:連弩 鼓舞
陣形:方円

演義・正史の両方で登場。魏軍。
演戯と正史のどちらも役どころはあまり変わらない。馬超の反乱軍に包囲されてしばらく頑張るが救援が望めないと判断し、降伏して斬られる。荀彧に推挙されたとあるが父が太僕という表記もあり、七光りなのか何なのかよくわからない。孔融には高い評価を受けている。

「楊阜が反対したのに降伏して斬られた間抜けなやつ」と読むか、「馬超に対して孤軍奮闘でギリギリまで頑張った」と読むかで結構変わる気がする。
デフォルトでは後者のイメージで最大限評価されていると思うのでほぼ据え置き。涼州刺史で政治72?と思ったのでちょっとだけ上げ。

 

韋康 イショウ

16 20 55 79 54

個性:文化 史官 法律
戦法:
陣形:方円

正史のみ。呉軍。
役人として堅実にキャリアを重ね、孫亮の代に諸葛恪の推薦を受けて太史令となり、呉書の編纂を担当。正論を吐き妥協せず周囲に同調することをしなかったため次第に冷遇され、最後には処刑されてしまった。

同僚には高く評価されていたようだが、人間関係の調整や政敵への対策はまったくできない人。政治を少し上げて魅力と知力は下げた。孫和の命で賭博批判を行ったエピソードから個性に治安を上げるものを追加。

 

 

伊籍 イセキ

29 23 82 86 87

個性:慈悲 法律 眼力 論客 能吏
戦法:鎮静 駆逐
陣形:鶴翼

演義・正史の両方で登場。劉表軍、のち劉備軍。
演義では劉表配下の将が劉備を排除しようとしていることを劉備に教えて守るような役回り。正史でも劉表から劉備への乗り換え判断が早く、それが大当たりして益州平定後には古参並みの厚待遇を受けている。また、外交では孫権を言い負かして感心されたというエピソードもある。蜀に移ってからは諸葛亮や法正などとともに蜀の法律である「蜀科」の起草を行った。

権力移行の波乗りに完璧に成功している点、新しい主君の元でも重役を任されている点から魅力と知力を微増。個性には能吏を追加。

 

尹楷 インカイ

45 45 45 50 50

個性:
戦法:鉄壁
陣形:魚鱗

演義・正史の両方で登場。袁尚軍。
曹操軍と戦って負けるだけの人。城の守将か兵糧を運んでいるかの違いだけで正史でも扱いは大して変わらない。評価しようがない。

 

殷観 インカン

24 25 69 69 58

個性:能吏 智嚢
戦法:挑発
陣形:雁行

正史のみ。蜀軍。
赤壁の戦い後に荊州の主簿に取り立てられる。「孫権の共闘提案に乗らず独力で益州を取るほうが得」と劉備に進言して採用された。調べてもゲーム中の列伝以上のことは書いていない。

のち「荊州別駕に昇進した」とあり、別駕とは副知事のようなものらしいので政治が高めなのは妥当か。知力を微増、個性に智嚢を追加。

陰夔 インキ

22 27 64 77 65

個性:能吏
戦法:激励 鎮静
陣形:鶴翼

演義・正史の両方で登場。袁尚軍。
豫州刺史。袁紹時代からの古株。降伏の使者として曹操軍に赴くが断られる。重臣だったのは間違いないけどあんまり情報ない。

成功エピソードならともかく断られてるのに論客持ってるのが意味不明だったので削除。袁氏に長年?重臣として仕えた堅実な政治家イメージで個性には能吏を。戦法もなんで業火持ってるのかまったくわからんので適当に激励と鎮静へ変更。陣形は持ってるだけで使い道のある鶴翼にして存在感を出した。

 

 

殷署 インショ

72 70 55 50 52
個性:掃討 果敢
戦法:突撃 奮戦 大喝
陣形:鋒矢 長蛇

正史のみ。魏軍。
韓遂馬超らの敗残兵5000人余りを統率し、残党狩りや異民族の討伐を行った。樊城の戦いには徐晃の援軍として参加している。

特に大活躍したっていう話もないけど任務に失敗したという話もないので「使えるっちゃ使える」みたいなイメージでアッパー調整。根拠不明の猪突は削除。掃討と果敢を付与して戦法には奮戦を追加。二線級の武官レベルに。

 

尹賞 インショウ

51 46 62 69 69
個性:法律 輿望
戦法:火矢 罵声
陣形:雁行

演義・正史の両方で登場。魏軍、のち降って蜀軍。
姜維の友人。天水太守の馬遵に疑われやむなく蜀に降る。演義でも正史でも扱いはあまり変わらない。ゲーム的には姜維との相互親愛があるため連携が発生しやすいのが強み。

蜀では執金吾にまでなったらしい。降将で執金吾って結構すごくない?実務能力と政治的な立ち回りの上手さのイメージでやや調整。個性に輿望を追加。

 

尹大目 インダイモク

4 9 46 58 71
個性:寡欲
戦法:
陣形:方円

演義・正史の両方で登場。魏軍。
曹氏の奴隷の身分から曹芳、曹爽に信頼されて官職を得た。司馬懿がクーデターを起こした際には曹爽を説得する役となっている。曹爽は尹大目を信用して降伏したが、司馬懿は曹爽とその一派を皆殺しにした。毌丘倹と文欽が司馬師に対して反乱を起こした際には鎮圧軍に同行。尹大目は心の内では司馬氏ではなく曹氏の味方をしたいと思っており、降伏勧告の使者として自ら立候補して文欽と面会し、文欽に「司馬師は死に至る重病を患っている」ということを暗に伝えようとしたが、文欽には理解されなかった。結局、毌丘倹は敗死し、文欽は呉に逃れた。

司馬懿司馬師にも使者として用いられていることから少なくともデフォルトのステータスほど無能ではないだろうという調整。結果的には曹家の不利を招いていて解釈が難しいが、ただ能力が足りていないだけで本人は曹氏の味方のつもりでやっている。元奴隷から官職就いて司馬氏にも使われてる辺り何か光るものがあるんでは?と思ったので魅力を多めに盛った。

隠蕃 インバン

13 18 78 75 79
個性:扇動 法律 論客
戦法:混乱 攪乱
陣形:長蛇 衝車

正史のみ。魏軍。
雄弁家として知られ、曹叡の意を受けて間諜として呉に偽投降し、巧みな答弁を以て孫権から廷尉監に任じられた。呉を内部から瓦解させるべく交友を広げ、多くの高官と親しくなったが最終的には計画が発覚し処刑されてしまう。拷問に対しては口を割らず、協力者の情報を最後まで漏らさなかった。

結果的に計画は露見してしまったが、困難な任務をかなりいい線まで遂行している。隠蕃と仲良くした呉の高官は禁錮や自殺に追い込まれており、部分的には成功したと言えるレベルでは。知略、政治、魅力を上げ、個性に論客を追加、戦法は混乱と攪乱に。

 

 

尹黙 インモク

11 15 73 72 68

個性:石兵 学者
戦法:井闌 投石
陣形:井闌 投石 錐行

演義・正史の両方で登場。蜀軍。
学者。劉禅の教師も務めている。「諸葛亮の要請により軍祭酒に任命」とあり、参謀としても能力があったことが伺えるが、具体的な活躍のエピソードは見当たらず。

学者として一流であったのは間違いないこと、官職も順調に昇っていることから知力と魅力を上げたが、デフォルトの政治は高すぎる印象でやや下げた。石兵を取り上げると存在感が完全に消失しそうなのでそのままに。てか石兵あるのに普通の陣形持ってないの草。建設用に錐行を追加。

 

尹礼 インレイ

52 52 48 48 43

個性:山戦
戦法:奮戦 攪乱
陣形:長蛇 錐行

演義・正史の両方で登場。臧覇の配下、のち降って魏軍。
演義では元山賊、正史では小勢力の長。どちらも扱いはほぼ変わらず、臧覇とともに呂布に協力。のち曹操に降伏する。曹操に東莞太守として迎えられているが、その後は登場しない。

デフォルトの能力でも贅沢すぎという印象。特に何も活躍していないのに明らかに山賊イメージだけで武力68を貰っている。軍事面は下げたが、逆に大きな失敗をしたというエピソードもないため知力と政治は微調整。東莞太守という厚待遇をもってキャリアをスタートさせているのにその後登場しないあたり凡ステでいいかな感。

殷礼 インレイ

25 14 63 72 64

個性:占術
戦法:混乱 挑発
陣形:鶴翼

正史のみ。呉軍。
貧家の生まれだが、顧邵に見識を評価され名を知られるようになった。占術に通じていたことから孫権に召し出され郎中となる。張温に随行して蜀へ赴いた際には諸葛亮に才能を絶賛された。曹芳が魏の皇帝に即位した際には蜀と連携して魏に対し決戦を挑むことを進言したが、用いられなかった。のち零陵太守。

能力だけで零陵太守まで昇進しているのに政治63は低すぎる。一方で「諸葛亮に褒められた」と「蜀と協力して魏攻めたらええやんと言った(不採用)」だけで知力72は贅沢。政治と知力を入れ替える形にした。もうちょっと何かサービスしようかなと思ったけど、デフォで鶴翼持ってて十分使い道あるのでこれぐらいで。

 

 

于禁 ウキン

91 90 79 57 50

個性:剛将 規律 調練 殿軍 堅守
戦法:確乎不動 突撃 牽制 足止 強襲 投石
陣形:魚鱗 鋒矢 鶴翼 投石

演義・正史の両方で登場。魏軍。
鮑信の義勇兵として黄巾の乱で戦っていたことから曹操を見知っており、鮑信が戦死すると曹操の下へ参じた。王朗の推挙で軍司馬に任命され、陶謙との戦いでは徐州の広威を陥落させて陥陣都尉に昇進している。
呂布との戦いにおいては本隊と別行動で高雅、張超を破り複数の県と陣を陥落させている。
曹操軍が豫州の黄巾残党を征伐した際には曹操の本陣に夜襲をかけた黄邵の軍を直属の兵士で撃退し、黄邵を斬った。この頃に平虜校尉へ昇進している。
袁術軍との戦いにおいては橋蕤の包囲に従軍、橋蕤ら4人の将を斬った。
張繡の反乱の際には味方全軍が大混乱する中、于禁だけが少数の手勢を率いて懸命に殿軍を務めたため、離散者が出なかったという。のちに混乱の中で青州兵(黄巾の残党が曹操と契約して従った兵、ある種の特別扱いを受けていた)が味方から略奪を働いたことを知り、これを成敗したため、青州兵は曹操のもとへ走り于禁のことを讒言した。同僚の諸将は于禁曹操へ直接弁明しに行くことを勧めたが、于禁は「聡明な曹操が讒言を信じるわけがない」と言い、軍務を優先した。これを聞いた曹操は喜び、于禁を称賛して爵位を与えた。
翌年には曹操に従軍して張繡を攻め、下邳で呂布を捕えている。さらに翌年には曹仁らとともに眭固を攻めて勝利した。
官渡の戦いの前段階においては先陣を希望して延津を守備した。于禁袁紹軍の攻撃をよく防いだため、曹操は軍を官渡に移動させ、徐州での劉備の反乱にも対応することができた。翌年、楽進とともに袁紹の陣30か所以上を破って数千の兵を討ち取って20人以上の将軍を捕虜としている。杜氏津の袁紹の陣も破り、裨将軍に昇進した。官渡では袁紹軍の放つ矢嵐によって曹操軍の士気が低下していたが、于禁が合流し守備を指揮して奮戦したために盛り返した。官渡の戦いに勝利した後、偏将軍に昇進している。
劉表の客将となった劉備が侵攻してきた際には博望坡で劉備軍の計略にかかって苦戦し、李典に助けられている。
昌豨の2度目の反乱の際には夏侯淵とともに鎮圧にあたってこれを降伏させた。昌豨は于禁と友人であったため助けられるものと思い降伏したが、于禁は法に従って涙を流しながら昌豨を処刑した。東海の平定後には虎威将軍に昇進している。
荊州征伐が始まると、他の将軍とともに陳蘭、梅成を討伐した。左将軍に昇進し、仮節鉞を与えられた。曹操に仮節鉞(全権代理の証、統帥権の証みたいなものらしい)を与えられたのは于禁のみである。于禁張遼楽進などとともに魏を代表する名将と謳われたが、部下を可愛がって人柄で兵を惹きつけた他の将軍とは異なり、法律をもって部下を統制し法律を絶対視して譲ることがなかったため、非常に恐れられていた。
樊城の戦いにおいては曹仁への援軍として七軍の指揮を執り、関羽と対陣した。漢水の氾濫という予想外のトラブルに見舞われたために七軍は水没し、身動きが取れなくなった于禁は3万の兵とともに関羽に降伏した。このとき、別動隊を率いていた龐徳も同様に水没し関羽に捕らえられたが、龐徳は降伏しなかったために斬られた。この報を聞いた曹操は「于禁を知って30年になるが、危機を前にし困難に遭って龐徳に及ばないとは思わなかった」と嘆息したという。
のちに孫権荊州を奪うと呉に護送された。曹丕の代に孫権が魏に恭順したため、于禁は魏へ帰還することができた。曹丕は戻った于禁を慰めて安遠将軍に任命したが、裏では龐徳関羽への降伏を拒む一方で于禁が情けなく降伏している様を予め絵に描かせて用意させており、これを見た于禁は恥と怒りで病に倒れ死去した。

長い!!!全部省略してwikipedia参照!にしようかと思ったけど、それやるとこの記事作る意味自体なくなるから全部書いた。最近はやや上がったが、昔からコーエーの評価が妙に低い武将。曹操の旗揚げ期から従って何度も大活躍し、楽進と並んで将軍の筆頭にまで上り詰めており、軍事的な能力は疑いようがない。統率と武力を上げ、個性は消沈を削除して大幅に上方修正。個人的には法律で部下を統制して何が悪いの?という感じだが、頑固で人間的な魅力に乏しいと読み取れる部分があること、最大のウィークポイントである関羽への降伏エピソードから魅力は下げた。最後が降伏じゃなくて関羽に斬られて死んでたらたぶんこれぐらいのステじゃない?死に様だけでそれまでの戦歴の評価まで変わるのはおかしい。デフォの統率84は低すぎる。84って張任文醜より下で同格が王平魏延やで?ありえんやろ。

 

 

于詮 ウセン

61 60 45 40 62

個性:一心 不屈
戦法:突撃 斉射
陣形:魚鱗 長蛇 投石

演義・正史の両方で登場。呉軍。
司馬昭に対し諸葛誕が反乱を起こした際、呉からの援軍として派遣された将軍。諸葛誕が敗死したのち魏将の王基に降伏を勧められるが、男気で拒否して戦死した。

「男たるもの降伏なんてダサいことはできねえ」と言って死んだ話だけで武力76はありえない。男気エピソードをどれだけサービス評価してもこれぐらいが限界。

 

于毒 ウドク

73 72 47 49 67

個性:一心 不屈
戦法:突撃 斉射
陣形:魚鱗 長蛇 投石

正史のみ。山賊の長。
眭固や白繞とともに10余万の大軍を率いて挙兵し、東郡太守の王肱を破った。のちに曹操に敗北して逃走したため、代わって曹操が東郡太守となる。翌年に留守を狙って曹操の本拠地を攻めるが、曹操がさらに裏をかいて于毒の根拠地を攻めたことで大敗した。その翌年には袁紹軍から出た反乱部隊に呼応して鄴城を陥落させ、董卓が任命した冀州牧の壺寿と同盟している。しかし、袁紹が反撃に出ると内応者が出て敗北。壺寿とともに斬られた。

デフォルトでは赤個性を山盛りつけられている上に統率も低いが、毎回一度は勝って都市を制圧するという目的を達成しているし局地戦的な能力は別に低くないと思う。曹操に根拠地を攻められて大敗した1年後に鄴城を陥落させるだけの勢力を野良で保持していたというのもなかなかすごい。賊のカリスマみたいな奴には違いない、ということで全体的にアッパー調整。戦法と陣形を1つずつ追加。赤個性を全部消して山戦、召募、動員で山賊のカリスマ感を出してみた。

 

于糜 ウビ

67 67 52 50 50

個性:改修 胆力 果敢
戦法:火矢 攪乱
陣形:方円 鶴翼

演義・正史の両方で登場。劉繇軍。
演義では孫策に一騎打ちで敗れるだけの人。太史慈孫策の強さを引き立てるだけのかませ犬。正史では袁術軍の攻撃を数年防ぎ続けた武官。のち孫策軍に敗北する。

デフォルトの統率70台はどうかなという感じでやや下げた。一騎打ち負けて死んだってだけで知力30台は悲惨すぎる。右側のステータスは普通にした。功名と直情付けられてるけどこの時期の孫策って功名心で挑むような相手でもないしむしろ胆力と果敢に置き換えてプラス評価に。演義では一騎打ち仕掛けて死ぬだけのキャラなのに一騎打ちを拒否する方円メインで戦うデザインになってるのが謎すぎておもろい。

 

 

 

 

【FF14】クリコン初心者は何からやればいい?クリスタルランクへ到達するための立ち回り【PvP】

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サブブログの記事をリライトしたものです。

S1~S4ぐらいまではこのあたりに気を付ければクリスタルまで上がれました。
基本的なルールと立ち回りは変わっていないと思うので、今でもなんかの役に立つかもしれません。だいたい実践が簡単な順に書いています。

 

① ターゲットを射程に入れてボタンを押す

戦闘が始まっているのに何もしていない時間はありませんか?
棒立ちが一番弱いです。まずは敵を殴り続けることから始めましょう。殴り合いが始まったらアビを挟みながらGCDを回してください。ここはvEと同じです。

これが難しいという場合、クリスタルコンフリクトではなく24vs24vs24の「フロントライン」から始めるのがおすすめです。平均K/Dが3:1程度になるぐらいまでやっておくと距離感や操作が大体わかってくると思います。

「距離感?操作?そんぐらいできとるわい」と思われるかもしれませんが、本当にできていればクリコンのランクマッチではゴールドまですんなり上がれます。
「今回は無理だ」という試合もありますが、基本的にゴールドぐらいまでは1人の基礎的なプレイスキルでかなりキャリーできる世界です。

逆に言えばそこそこの試合数をやってゴールドに上がれない人は「立ち回りをどうする」とか「何かを工夫する」以前の問題で、棒立ちの時間をなくして自キャラを自在に動かせるようになるまでvPの操作に慣れることを優先したほうがいいです。

自分がどういう意図を持ってどういう技を出すのかという組み立てをやりながらイメージ通りにボタンを押すということさえできていれば「ブロンズ沼」で勝てないなどということはまずありません。これはとにかくPvPコンテンツの回数をやって慣れるしかないです。

ちなみにフロントラインには約20分の試合中に20回ぐらいしかスキルを押せてない人が普通にたくさん居るため、弱すぎて空気を悪くするということはありませんし、「あなたは弱すぎます」と言われるようなこともありません。

なので、「ガチでPvPやったことねえ」という人はクリコンではなく、まずはスーパーカジュアルなフロントラインに入ってみたほうがいいです。

「どのジョブで入ったら良いのかわかんねえ」という人向けに書いた記事もあるので、よかったらこちらも読んでみてください。

PvP報酬の装備を取りたい」「バトルパスを進めたい」「別にクリコンをガチりたいわけではない」という感じであれば白、召喚、竜のどれかでデイリーフロントラインを1日1回やるのが最も省エネでおすすめな方法です。

さらに余談ですが、フロントラインとヒドゥンゴージは中に入ってから開始地点でジョブチェンジが可能です。
「やりたくはないけどジョブ専用装備は着てみたい」というようなジョブで申請すれば一切使わずにレベリングすることも可能なので、そういう使い方をすれば一石二鳥になります。経験値は申請したときのジョブに入ります。

 

 

② LBを使う

LBを腐らせるのはかなり弱いです。
まず自分のLBの効果を把握しましょう。支援なのか、キルが狙えるのか、CCの有無など。

最初は「どこで使えばいい」とかあまり考えずにほぼリキャ撃ちでもOKです。腐らせるよりはまず押すことに慣れましょう。
とりあえず押せるようになれば有効な使い方もすぐにわかってきます。

 

③ 快気・防御・浄化を使う

快気はいつ押してもHPが15000しか回復しません。2~3回殴られたら押してください。

というか、1回殴られたことに気付いたときにはたいてい既に2~3回殴られています。
殴られたと思ったらすぐに押すぐらいでいいです。
「あいつHP少ない!」と思われた時点で敵はこぞって殴りかかってくるため、相手にHPが減っていると認識させないことで格段に寿命が延びます。

防御は2人以上に「狙われている」と思った瞬間に使ってください。
下位ではHPが3割ぐらいになってから防御を使っている人ばかりですが、最低でも半分ぐらいはHPを残して防御を張らないと防御の上からタコ殴りにされて死ぬか、防御明けにタコ殴りにされて死ぬか、防御貫通の技を使われて死ぬかの3択になるのであまり意味がありません。

とにかく、防御と快気は早めに押してください。

浄化はシンプルにCCを食らったときに押すだけです。細かい話をすると浄化で解除できないものもあるのですが、とりあえず最初のうちは「よくわからんが何かくらって動けね~」と思ったらすぐに浄化を押してください。

 

④ 人数不利で戦わない

「周りが見えているか」と同義です。
自分1人で敵3人に立ち向かっているといった状況になっていませんか?

基本的には人数有利のときしか勝てないゲームです。「もう少しでキルが取れるので不利状況に飛び込んででもとどめを刺す」「試合の勝敗に影響する局面でクリスタルを踏むために耐える」「数秒後の味方の合流が見えている」など、自分がやっていることに計画性や意味があるならばOKですが、意味のない不利バトルは必ず回避してください。

味方が1人で粘っているときは見捨てましょう。
後退時に1人死ぬのは必要経費です。お互い助け合いながら下がろうとして時間差で1人ずつ狩られるのが最悪のムーブです。

蘇生から全力ダッシュで1人でクリスタルに突っ込む味方も見捨ててください。
「勝つためには絶対にここで時間を稼がなければならない」という確信がないのであれば敵と同数以上の人数になってから戦闘を再開しましょう。

また、「味方が前に出ないせいで人数不利になる」と言っている人も下位では多いですが、それならば自分も下がってください。

このゲームにおいて「自分だけが正しいラインに立つ」のはまったく正しくない行為です。

なぜなら、あなたが1人で正しいライン(というよりは、「あなたが1人で勝手に正しいと思っているライン」ですが)に立ったとしても、他の4人が下がっているなら現実的には5vs1になってキルを取られるだけで終わるからです。

5人で当たれるラインに立つのがその試合では正しいポジションです。ぶつかる位置があなたが戦いたいと思っている場所より後方であっても、そこで5vs5をやって完勝すれば最終的にクリスタルは前に運べます。

 

 

⑤ 自分の使っているジョブのアビリティ効果を把握する

最低でも自分のジョブのスペックは把握しておきましょう。

どういう仕事ができるのか、どのアビリティで圧力をかけられるのか、どのアビリティが残っていれば後退できるのか、追撃できるのか、狙われたらどうするのかということを把握しましょう。

面倒くさいと思うので、最初からがっつりスキル回しを調べたりはしなくてもいいです。「この攻撃にはスタンがついてるのね」とか「この攻撃の威力は高くてリキャが長いから大事に使ったほうがいいのね」程度の最低限のイメージを持ってください。

基本のコンボにも追加効果があったり、「3回目の威力が高い」「特定のアビを使った後に威力が爆増する」みたいな微妙なクセがあったりするので、そういう部分もチェックしておいてください。

PvPにもフルバースト的な概念はありますが、PvEと違って毎回決まったタイミングで相手が決まった場所に移動したり相手が止まったりするわけではないため、vEほどスキル回しを手に馴染ませることが重要ではありません。

というか、PvPではそもそものスキル数が少なく、PvEのように20個以上のボタンの順番を覚えて回すということがありません。「お手本のスキル回し」と言ってもほとんどが5つぐらいの技を順番に出すだけで、リキャストが追い付かないためPvEのようにループし続けるということもないので正確には「回し」でもありません。

PvEほど複雑に数字が絡み合ったり押し順の選択肢が多いわけではないので、「バフやデバフ効果のあるもの」と「Aを使った後にBを使うと追加効果があるもの」を把握していれば自然と正解の運用になります。テンプレで押し順を覚えるというよりは技の性能を理解したほうが良いです。

本当はすべてのジョブのすべてのアビの効果を知っているほうがもちろん良いのですが、知らなくても余裕でクリスタルまで上がれます。正直、自分は全ジョブの性能を把握していませんでした。

 

⑥ オーバータイムのルールを完全に理解する

クリスタルコンフリクトはクリスタルをゴールさせるゲームですが、はっきり言ってクリスタルがゴールして終わる試合は半分もありません。

重要なのはオーバータイムの仕様を完全に理解し、把握することです。

オーバータイムに突入する条件を知っていますか?

オーバータイムでの敗北・勝利の条件は?

実戦でオーバータイムに突入したとき、どうなれば勝ちでどうなれば負けなのかを毎回把握して戦っていますか?

これがわかっていないと確実に勝率は落ちます。プラチナ~ダイヤぐらいでも上の質問に答えられない人は居るのではないでしょうか。

根幹のルールを完全に理解していなければ「チェックポイント到達・通過の重要性」も、「クリスタルを踏むべき場面なのか捨てたほうがいい場面なのか」ということも絶対に判断できません。

「有利OT目前なのに残り時間が10秒と表示されているのでとりあえずLBを吐く」
「有利OT中に人数不利でクリスタルに特攻する」
「不利OT目前で残り時間ゼロになるときにクリスタル付近に居ない」
「不利OT中にクリスタル付近に居ない」
これらはすべて勝てる試合を負け戦に変えるNGムーブです。

どれだけダメージを出していても、どれだけキルを取っていても、OTの仕様を完全に理解できていなければ戦犯になり得ます。

 

ここまでの①~⑥がある程度できていればプラチナまで上がれると思います。

 

 

⑦ 味方と同じ敵を殴る

特に後衛。「敵のHP・MPが見えているか」とほぼ同義です。
この項ぐらいから少し難しくなってきます。

ボタンを押し続けられるようになり、手近な敵をポチポチ殴っていればリザルトの与ダメが増えて上手くなったような気がしてきますよね。
そうなってくると「俺がこんなにダメージを出しているのになんで勝てないの?」って思いますよね。それはあなたのダメージがキルにつながっていないからです。積み上げたダメージが展開に寄与していないということです。
一番後ろのラインでタンクやメレーをチクチク攻撃しているだけになっていませんか?または味方がまったく見ていない敵を削っているだけではないですか?

このゲームは後退すれば無限にエリクサーを使えるため、「後退して回復する隙のあるダメージ」にはせいぜい敵の1人を10秒ぐらい戦場から下がらせる程度の影響しかありません。

アビの組み立てができるようになったのであれば、キルを取るためのダメージを作ること、味方と同じ敵を殴ること、逃げ出した敵に追撃をかけられるポジションのキープを意識してください。

また、前衛は後衛がどうやっても殴れない敵に固執しないでください。
飛び込んで一人になって逆に自分が死んでしまったときに「なんでついてこないんだよ!」と思っているかもしれませんが、あなたは突進系のアビを切って追撃できても、後衛はその動きについていけません。

ターゲットマーカーをつけているのに皆が殴ってくれない!と思っているとき、「味方がついてこれるラインの敵を狙っているか?」「そもそもタゲをつけている相手が間違っているのではないか?」と一度自問してみてください。

 

⑧ CCを有効に使う

自分が生き残るためだけにスタンや沈黙を使っていませんか?

特に多いのが「一発触れられただけで河童を切る白」や「こちらに向かって走ってくるのを見ただけで沈黙を切る詩人」です。
自衛のためにCCを切るのは100%間違いとは言い切れませんが、基本的にはキルを取るためのリソースなので、使わずに対処できるならCCは温存しましょう。

スタンや沈黙、ネイチャーはキルに直結する非常に貴重なリソースです。チームの共有物と言っても過言ではありません。
CCを無駄吐きしている回数が多いほどチームが不利になっていきます。

CCは運命を変えるためにあるので、使っても使わなくても結果が変わらないCCを使ってはいけません。

 

⑨ 開幕雑魚死しない

当たり前ですが、開幕は両チームとも全アビが点灯しています。

最初に1人で突っ込むと敵全員から最強技を集中砲火されて100%即死します。初動は横一線に広がって敵の射程ギリギリを行き来し、各自CCや強アビを分散させて受け、自分がフォーカスされる気配を感じたら即下がる、または防御することで敵チームの切り札を空振りさせることが大切です。

逆に自分は防御を張った敵や味方が全く見ていない敵に強力なアビリティを無駄撃ちしたり無意味なCCを使ってはいけません。

前述の通りCCはチームの共有物なので「リキャが戻ってるから適当に押しちゃお~」みたいな感じでは使わないでください。

また、リーパーや忍者などの特定のジョブはある程度の耐久力とお手軽に後退できるアビリティを持っています。開幕にこれらのジョブが突っ込んでくるのは「強い技を自分に向かって撃たせてからすぐに下がるため」です。
プラチナぐらいからはこういう動きに釣られないようにすることも大切になってきます。

「でもそんなこと言ってたらメレーは何もやることないじゃん!」と思われるかもしれませんが、「今出たら絶対に死ぬ」という場面では実際何もしなくていいです。

クリスタル帯では開幕20秒ぐらいお互いギリギリのところをウロウロしてるだけで何もしないとか普通にあります。「誰かが飛び込まないと試合が始まらない」とか言う人は絶対にクリスタルランクで戦ったことがありません。飛び込んで即落ちするぐらいなら別に試合を始めなくても構いません。

ただし、これは「後方の安全なラインで立って待っていろ」という意味ではありません。「敵からのフォーカスは受けないが、敵が出てきたらフォーカスできる位置」には必ず居るようにしてください。

 

 

⑩ エリクサーを飲む

MPが尽きたとき、後退してエリクサーを飲めていますか?

自分が前線に残っていることで押し切れる、またはキルが取れるという時には決して下がってはいけませんが、このゲームは自分がデスする毎に復活までの秒数が延びていく仕様です。序盤のデスはその後の勝負所に向かってジワジワと効いてきます。

「エリクサーをいつ飲むべきか」は自分の試合を録画して見返してみると簡単にわかります。「おいおい何で今エリクサー飲まない???」と自分で自分に突っ込みを入れたくなるはずです。

慣れてきたら下がる前にアビリティを吐き切る、自分が残ることで戦局に影響しそうなら一歩後列から消極的に参加する方向にシフトするなど、ギリギリの呼吸も考えてみましょう。

 

⑪ 粘着には冷静に対処する

自陣側まで粘着されたとき、パニックになってCCを吐きまくったり、浄化や快気を連打していないでしょうか。

このゲームは基本的には前線で消耗させてからの追撃でなければ1vs1で自分が落とされることも相手を落とし切れることもほとんどありません。

自陣深くで逃げ回るより、冷静に自分のHPを管理しながら前線側に寄っていくほうが解決になることも多いです。

また、忍者などは下手に殴り返すと自陣側のポーションキットが全て盗まれるため、殴り返さずに自分が確実にポーションを踏めるようにするのも有りだと思います。

とにかく冷静に回復やバフをゆっくり切ってポーションキットを拾い集めるように動けば10秒以内に殺されるみたいなことはほぼないので、いったん冷静になって「う~ん、どうしようかな笑」ぐらいの気持ちで対処してください。

ちなみにあなたが殴られて逃げ回っている間に味方は4人で戦っていますが、敵も4人で戦っているので、あなたが生きている限りチームは別に損をしていません。

あなたがアタッカーを引き付けている間に前が4vs4を勝つのであれば、それは粘ったあなたの戦果でもあり、逆に味方が4vs4で負けるのは別にあなたの責任ではありません。なので、1vs1の決着を焦る必要は特にありません。できる範囲で安全に処理することを心がけてください。

 

 

⑫ 前線の敵味方の人数と運搬のタイミングを考える

「たぶんゴールド~ダイヤぐらいなんだろうな」という感じの人が「クリコンはクリスタルを運搬するゲームだ!!!クリスタルを踏め踏め踏め踏め踏め踏め踏め!!!」とクリスタル周りから離れることを苛烈に批判していたりしますが、命のやりとりよりもクリスタルを優先するのは前線有利を完全に取ったときでいいです。

仮に敵を1人落として5vs4の形になって有利を取ったとしましょう。
ここで自軍から1人がクリスタルを踏むためにポジションを下げ、戦闘を放棄すると再び戦闘は4vs4です。
せっかく人数有利で戦えるシーンを作ったのに、1人が圧を抜いてしまったせいで4vs4に負ければ結局はクリスタルを失うことになります。

本当に最悪なのは敵を1人もキルしておらず、5vs5で少し相手がラインを下げたときに自軍から1人がクリスタルを踏むために戦闘をやめて下がるというパターンです。
これでは戦闘が4vs5の形になってすぐに崩れます。単純な足し算と引き算で、できるだけ戦闘に参加している人数が相手より多い状況を作りながらクリスタルを運ぶようにしましょう。

上記文中ではクリスタルを踏むために「下がる」という表現を使いましたが、クリスタルを挟んで戦っているようなシチュエーションでも考え方は同じです。

クリスタルを挟んで牽制を交えた5vs5の応酬をしている最中に突然発狂した白やタンクが防御を張りながらクリスタルを踏みに出てそのまま死ぬのを見たことはありませんか?有利を取ってからクリスタルを踏まないと意味がないというのはそういうことです。

大切なのはメリハリと人数管理です。拮抗~それ以下の状況で無理やりクリスタルを踏みに行き、犬死して萎えている(としか思えない)人がSNSによく居ますが、クリスタルを数秒止めれば勝ちにつながるという場面でなければ「命懸けでクリスタルを踏む」という行動にはまったく意味がありません。

クリスタルを運搬することは本当に大切ですが、「自分が戦闘の駆け引きから抜けることが戦線崩壊につながる」という意識も大切です。
踏んだらどうなる、踏まないとどうなる、という損得の計算をしましょう。戦闘に負ければ結局クリスタルは奪われます。

明確に人数不利になったのであればクリスタルを放り出して下がることも必要です。維持に固執すると5vs5まで立て直すタイミングを失い、クリスタルは押され続けます。

また、ゴールド〜プラチナ辺りでよく見る「私が絶対運びます!」「絶対後衛が運んでください!」みたいな考え方も間違っています。戦いの中でクリスタルを踏む時はHPMP、防御と浄化のリソースが残っているメンバーが交代で負担しなければクリスタルは維持できません。

プラチナ~ダイヤで停滞している人はほとんどが「今何をするのが正解なのか」を理解しておらず、行動にメリハリをつけて切り替えができていないことが原因です。特に白。

 

 

 

⑬ クリスタルを押したほうがいい場面と押さなくていい場面を理解する

クリスタルは押せば押すほど敵の復活地点に近くなります。

実は有利OTが確定している局面では敵が復活してから走ってきても間に合わないように前に押しすぎずに調整したり、直前にアビやLBを温存しながら敵をなぶっておき、OTに入った瞬間に全力バーストで一掃する方法が一番簡単に勝てます。

レート戦まで行っても割と起こる展開なんですが、最初のバトルで一旦有利を取った後、敵陣側でクリスタル維持に固執し続けるとじわりと逆転されやすいです。

⑫と言いたいことはほぼ同じなのですが、クリスタルを死守するだけではなく「そろそろ一旦下がって仕切り直したほうがいい」というタイミングが存在することを覚えましょう。

⑫の「運搬のタイミングを考える」、⑬の「押したほうがいい場面と押さなくていい場面を理解する」ためには、⑥で書いたように「オーバータイムの仕様とルールを完全に把握している」必要があります。

これがわかっていないとクリスタル帯に近付くにつれて絶対に勝率が下がります。
そして厄介なことに、これがわかっていない人ほど移送QCを鳴らします。特に白。

 

⑭ 味方がエリクサーを飲んでいることを把握する

「味方のMPを見ているか」と近いです。ダイヤ~クリスタルでもできない人は結構いると思います。

エリクサーを飲むために下がるのは自分だけではないので、味方が5人生きていても2人がエリクサーを飲んでいる、または飲むために下がろうとしている最中で、「表示上は5人生存だが実際には3人しか戦える味方が居ない」というタイミングが存在します。

そういうタイミングで「こっちは5人だ!」と思って前押ししようとすると一気に崩れます。デスが激重になる不利OTや、逆に80%以上まで押しているような超有利局面においてはこの「本当に前線に立てる人数」の把握が特に重要です。

前述したようにクリスタルは押せば押すほど敵の復活地点が近くなるため、勝っているときはエリクサーを上手にリレーして交代で飲むようにしないと有利をキープできません。

ランクが上がってきたら味方がエリクサーを飲んでいるか、飲もうとしているかは見れるようになりましょう。

 

 

Ex.クイックチャットを使わない(他人のせいにしない)

追加でひとつ。

レンジ(特に詩人・召喚)やヒーラー(特に白)を出している人にQC連打マンがあまりにも多いんですが、基本的に挨拶以外のクイックチャットは使わないでください。

クリスタルランク未満でQCを使っている人はほぼ全員足が止まっています。はっきり言って、QCを出すのにいちいち立ち止まったり攻撃が止まるようなレベルのプレイヤーの判断や発言が正しいということはまずありません。

他に何かできること・やるべきことがある状況で「味方にガツンと言っといてやろう!」という精神性のプレイヤーの発言が正しいということもありません。

というか、このゲームにおいてクリスタル未満で停滞しているようなプレイヤーの言うことは状況判断、敗因分析、自己評価に至るまでだいたい全部が間違っています。

クリコンには連勝ボーナスがあり、勝率が50%を下回っていても上のランクに上がっていけるシステムになっています。
長期のランク停滞はマッチング運の問題ではなく、確実に自分の実力がそのランク以下であることが原因です。

vEメインのプレイヤーにわかりやすく例えると、クリコンにおける「クリスタルランク到達」というのは「最新の極をクリア」ぐらいのレベルでしかありません。勝率50%では上に行けなくなるレート戦からが本当のシビアな戦いです。

下位での勝利やランクアップの喜びを否定するつもりはありませんが、クリコンで炊いてQCを押すのはN討滅やアライアンスレイドでムキになって他人に文句を言ってるみたいなもんなのでやめましょう。

稀にカジュアルマッチですらQCを使って味方を煽ったり指示を出そうとする人が居ますが、これはもっとやばいです。FATEで文句言ってるみたいなレベルです。恥ずかしいので本当にやめたほうがいいです。

そもそもの話として、極論、このゲームはからくり御殿以外のステージは状況がすべて画面内に収まるため、各々がベストを尽くせば会話の必要はありません。
クリスタルコンフリクトは「見えない場所からの奇襲」や「時間差攻撃による挟撃」のような視界の有無を使った戦術や、「どのポイントから攻めるか」のような方針選択の幅が無いため、共有するべき情報が無いのです。
FPSのように「自分だけが発見した敵」とかも居ませんし、「どれぐらい削ったかの報告」とかもありません。

クリスタルランクまで進んでお互いに名前をよく見かけるような関係になり、「お互いの実力を信頼している」というような状態であればQCでの戦術提案(前で当たるのか、下がって当たるのかというようなコミュニケーションはたまにあります)はそれなりに有効だと思いますし、ランカーマッチやカスタム大会のように極めてハイレベルな戦いにおいて誰かが声かけすればチームメイトが即座に意図を理解して実行できるという状況では意味があると思いますが、レート戦未満で「試合中に何かを言われてプラス方向に意識が変わる」ということはまずありません。

ナイス!とかもいりません。敵を倒せばナイスに決まっているので、いちいち言う必要がないんです。このQCは煽りに使われているため、間違えて押したりすると大変なことになります。QCは挨拶だけにしておきましょう。

そして、挨拶QCは絶対に間違えて押さないところに置いてください。試合が終わる前に誤って「お疲れさまでした」を押すとあなたはカス野郎になってしまいます。

とにかく、下位でQCの割り当てとか無駄なことをやるよりも1発でも多く敵を殴ったり敵味方のHPMPや浄化・防御の有無を見る練習をするほうが遥かに建設的です。

繰り返しになりますが、クリコンは勝率50%未満でもクリスタルランクまで上がっていけるシステムです。

味方があなたの思い通りに動かないからあなたのランクが上がらないのではなく、あなたのキャラコンや判断が間違っているからランクが上がらないのです。

レート2000ぐらい積める実力があるプレイヤーは何度アンランクからやっても30~80勝ぐらいでクリスタルランクまで上がれます。

チーム運に左右される範囲はその程度であるということをしっかりと理解し、クリコンは黙ってプレイすることをおすすめします。

 

 

Ex2. 初心者ほどカジュアルではなくランクマッチに行ったほうがいい

読み返していてもうひとつ思いついたので追記です。

「カジュアルはその名の通り適当に遊べて、ランクマッチには勝ち負けにこだわる人ばかり居るに違いない」と思われるかもしれませんが、初心者ほどランクマッチにキューを入れたほうが同レベルの相手と戦える可能性が高いです。

というのも、このゲームはカジュアルマッチにレート判定のようなものがないため、カジュアルでは「今日初めてクリコンにキューを入れます」という人とDC100位以内のランカーが普通にマッチングします。

「いや、そんなにできるやつがカジュアルに来るなよ」というご意見は尤もなんですが、ランクマッチで負けると大事な大事なレートを落としてしまうため、ランクを回す前のラジオ体操的な気持ちでカジュアルに入ることもありますし、対面ジョブの研究のために自分で実際に触ってみる際やサブジョブの練習などでカジュアルを使うことも普通にあります。

前述したように、クリコンのランクは勝率が50%未満でも上がっていくため、ランクマッチのほうに入ればアンランク~ゴールドには本当の初心者しか居ません。

サブ垢や「元クリスタルですが数シーズンぶりにプレイします」というようなプレイヤーにたまたま当たることはあるかもしれませんが、そういう人たちはごく短時間で低ランクを通過します。シーズン初週などを除けば低ランク帯のレベルが淀むことはほとんどありません。

対面にクリスタル入りを普通に引く恐れがあるカジュアルを回すよりも、初心者ほどランクマッチに入るほうが楽しく遊べる可能性は高いです。