Crusader Kings IIIを120時間ぐらいプレイして最低限のことがわかってきたので「最初からこれ知っときたかったわ」って基礎知識のメモ。
超初心者以外読む価値ないかも。
そもそも世界統一を目指す色塗りゲームではない
CK3は「ランダム性のある大河的な妄想ストーリーを楽しむ装置」であり、「真面目に天下統一を目指すゲーム」ではない。
はっきり言って国盗りSLGとしてのベースの完成度はあまり高くないし、展開のランダム性が強くて真面目に攻略しようとすると「理不尽で完成度の低いクソゲー」という評価になると思う(ゲームが難しいというよりは、「あなたは今から◯%の確率で死にます」的なイベントが突然発生したりする)。
ベースとして、CK3は戦略ゲームではなくRP箱庭ゲーだということをまず念頭に置いておこう。
どの勢力で開始するか
・領主の能力
三国志や信長の野望などのイメージを持っていると初期能力が優秀なキャラクターが使える勢力を選べば簡単だろうという発想になるが、このゲームにおいては初期キャラクターのステータスはそれほど重要ではない。
コーエー製SLGのようにステータスと兵力をぶつけてガンガン戦争をして拡張できるというゲームデザインになっていないことがその理由。
コーエーゲーみたいにいきなり敵の兵力を半分吹き飛ばすスキルとかもないし、後述するが「隣国の兵力すくね~な、はい出兵」みたいな感じでは拡張できないシステムになっている。
ちなみに、勢力選択画面でキャラクターの能力が表示されないのは特性のみが固定されていて能力はランダムだから。
・小勢力のほうがおすすめ
大きな勢力で開始すると最初から管理する物が多くて余計に意味がわからなくなりがち。
初心者は領地が1~3枚ぐらいの勢力で開始するのがおすすめ。
・大勢力の中の小勢力
このゲームには「神聖ローマ皇帝の下のアングリア公爵の下のヒルデスハイム侯爵」といった感じで「大勢力の中の小勢力」という概念がある。
こういう大勢力の中の小勢力でプレイすると神聖ローマ帝国外から攻められたときは大ボスの神聖ローマが守ってくれるし、神聖ローマ帝国下の他の公爵から攻められた場合は上司のアングリア公が守ってくれる。
・マンスター小王
CK3定番おすすめ初期地点としてアイルランド(マップ左上、イギリスの左)のマンスターがある。領地3枚で管理の難しさもなく、序盤に自分よりも大きな勢力と当たることもない上に、最初から公爵級なので後継問題も起きにくい。
アイルランド統一後にどう動けばいいのかわからなくなりがちではある。
・ヨーロッパの海沿い
ヨーロッパ勢力でプレイすると大聖戦の対象はたいてい地中海を通ってパレスチナ辺りに行くことになるため、海沿いに近い位置で始めると序盤から参加しやすい。
フランスか神聖ローマに属する地中海側の小勢力は遊びやすいと思う。
これがわからないと始まらない!「請求権」と「爵位」
・「請求権」がないと隣国をぶん殴ることができない
パラドゲーでしか聞かないワード、請求権。これが意味不明すぎて挫折する人結構いると思う。
パラドのゲームは信長の野望や三国志では当然のルールとなっている「隣の国をぶん殴って制圧すれば自分のものになる」という前提が存在しないので、まず「隣の国をぶん殴る理由」を「作成」する必要がある。これが請求権。
だから基本的には請求権がないと攻撃を仕掛けることができない。「ぶん殴って土地を取り上げる権利」がないから。請求権は内政パネルから司教が作れる。
請求権は「勢力」ではなく「キャラクター」単位で管理されている。
直轄領にしたければ自キャラに請求権が必要。
戦争を仕掛ける画面で「誰の請求権を使うか」みたいなことを聞かれたりして意味不明すぎワロタってなると思うんだけど、これは自分の配下が請求権を持っている場合にそのキャラを擁立するみたいなイメージで他勢力を殴りにいけるということ。
自キャラが請求権を行使したわけではないので、このパターンで戦争に勝つと擁立したキャラがその領地の主になる。
・なぜ部下や子供たち、兄弟が勝手に独立してしまうのか?答えは「爵位」
仮に上記で解説したシチュエーションでNPCの請求権を使って戦争に勝った際、自分が「公爵」以上の地位であれば土地無しヤローを「伯爵」にしてやった、ということになって自分の部下として扱える。
「自分の部下が領地を持っている」という状態であればフックで脅したり強引に取り上げて土地を直轄領にすることも可能なので、状況は整理しやすい。
「流浪の名族や旧領主を擁立して後から煮るなり焼くなり...」的な、いかにも戦国っぽいプレイができるシステムになっているということ。
しかし、自分が「伯爵」だったときはこのプレイングは選択しないほうがいい。
擁立してやったNPCもヒラから「伯爵」に格上げされ、自分も「伯爵」なので、システム的に同格の言いなりになる必要なし!という判断になり、NPCは独立勢力化してしまう。
この「同格の言いなりにはならない」というシステムはCK3で直感的に理解しづらいポイントで、「なんでお前は俺の部下扱いじゃないんだ??」という場面に直面したときはほぼ100%これが原因。
自分が「伯爵」のときに部下に土地を配ると突然独立されるのも、自分が「伯爵」の時に死ぬと後継者たちがバラバラに独立してしまって勢力が縮小するのもこれが原因。
だから「伯爵」のプレイヤーは一刻も早く「公爵」になる必要があるし、「公爵」の部下を作りたければ「国王」になる必要がある。
間違っても部下を自分と同格に引き上げるような領地分配をしてはいけない。
内政
・家臣(廷臣)の増やし方
「決断」から「騎士を招待」したり、「廷臣」メニューからランダム滞在の客人を雇用するのがたぶん想定されてる筋だと思うんだけど、自分の廷臣を結婚させれば無料で優秀な人材を集められる。
この方法を使うと戦争で捕獲した未婚の雑魚囚人を雇用して、そいつを触媒に新たな人材を採ることも可能。未婚女性がお宝アイテムに見えてくる。
女性を結婚させて男性を雇用する場合は「婿養子」にチェックを入れないと「嫁入り」の形になって逆に取られるので注意。
・ライフスタイルはどれがいい?
わかりやすく強いのは「管理」。
このゲームはゴールドで軍隊を大幅に強化できるし傭兵で即座に軍事力をブーストできるので、金さえあれば戦争にも強くなれる。
建造物関連のコストが大幅に下がるツリーもあり、領地の建造物をアップグレードするのは管理のライフスタイルを取っているキャラクターを操作している時に集中的に行うと良い。直轄領上限が増えるのも強い。
じゃあ金があれば「軍事」はいらないのか?と言うと必ずしもそうではない。
領地が1枚~5枚ぐらいしかない初期は収入ベース自体が低いため、管理から得られる効果が弱い。小規模の戦いや行動の選択肢が少ない段階では軍事系のバフがかなり頼りになるので立ち上げ期の軍事は強い。
先代、先々代が配置した封臣のリセットを図りたいタイミングや、兄弟で領地の大分割が行われた際には「謀略」を取れば身内をガンガン消せる。継承順位2~4位ぐらいの領地がある時にも◎。正面からでは勝てないような勢力の弱体化を狙いたい際にも。個人的にRPが最も捗るライフスタイル。
「外交」は布石を打つ時間がある状況、かつ一代の大仕事をしたいと思っている時に強い。婚姻なしで同盟を組めるのが壊れすぎ。このゲームは同盟者に援軍を要請したときに自分の戦争で手一杯という状況でなければ真面目に参戦してくれるので、同格の同盟国を1つ増やせば軍隊の規模が2倍になるのとほぼ同じ。
最初は弱そうに見えるけど実はバランス良く強いのが「学識」。技術の伸びを促進しつつ健康にバフがかかることで展開が安定し、寿命も延びて思い通りにプレイが進みやすくなる。
軍事
・騎士(ナイト)
武勇の高い順に家臣が自動的に「騎士」に選出される。
騎士は親衛隊とかエース武将みたいなイメージで、だいたい1回の戦闘で自己の「武勇」と同じぐらいの敵兵をキルする。
特に軍隊の規模が小さいゲーム初期は武勇の高い家臣を複数人抱えていると多少兵力差があっても騎士のキルパワーでひっくり返して野戦に勝てる。ライフスタイルで軍事を取っていると更に倍率を伸ばせる。
極端な例で言うと「味方480vs敵570でも相手の騎士が武勇10未満ばかりでこちらが武勇20以上の騎士ばかりなら実質歩兵100人多いのと同じだから勝てる」という話。
軍事メニューから「騎士」をクリックすると自分の騎士を確認できる。
騎士に選出されているキャラクターはかなり戦死しやすい。
気付いたら自分の息子が騎士になっていてしょーもない小競り合いで戦死する……というのは結構ある展開。自分はストーリー性あって好きだけど。
なお、ライフスタイルの他にも施設やアイテム等の「騎士の効力+〇%」でキルパワーを伸ばせるため、ゲーム後半に軍隊の規模が大きくなっても騎士の効力は有用。中盤あたりからは騎士1人が100人以上キルするようになってくる。
・練度
「練度」と書かれると訓練や内政要素で上がると思ってしまいがちだが、実はそういう要素ではない。これを理解するのに結構時間がかかった。
このパラメータは練度というよりは「軍隊の質」のことを表している。
練度は兵科によって固定されている。何かの内政コマンドを実行すれば上がるとか、野戦に勝ったら上がるみたいな要素ではない。
領地の拡大によって自動的に増える兵士は練度が低く、ゴールドを使って増やす正規兵は練度が高い。「軍隊の質」「兵士の性能」のようなものだと思えばいい。
・徴募兵と常備兵
「徴募兵」は領地を増やせば勝手に増える。
「常備兵」は軍事メニューからゴールドを支払って自分で増やす。常備兵は招集していないときも維持コストがかかる。
「言うても戦いは数でしょ」って思いがちだけど、実際は常備兵100=徴募兵250ぐらいの強さなので軽視しないほうがいい。
NPC相手に数で圧倒してるのにやたら負けてしまう場合は常備兵が少なすぎるのが原因。収入に余裕が出てきたタイミングで地道に増やしておいたほうがいい。
兵科ジャンケンみたいなのは言うほど作用しないので万能っぽい兵科を使っておけばOK。攻城兵器系だけは意識して運用したほうがいいかも。
・招集地点
これも気付くのに時間がかかった。デフォルトでは「全軍招集」をクリックすると首都付近に全軍が招集される。
ゲーム最初期はこれでも特に困らないが、領土が広くなってくると前線と首都が離れているせいで出遅れて不利になることがある。この対策として、招集地点を作成してから軍隊を招集することで好きな位置から出発することができる。招集地点は軍事メニューの一番下にある小さいプラスマークをクリックすると自領の好きな場所に作成できる。
ちなみにノーコストで戦争中でも瞬時に作成できるので、普段からたくさん作っておく必要はない。
むしろ平時は整理して1個にしておいて、開戦するときにその戦争で使いたいポイントをいくつか置くみたいな使い方のほうがスマート。
招集地点を消したいときは地図上で右クリックすると消せる。集合中に敵軍に叩かれると負けるので、最前線より2-3マス後方で招集するのがいい。
動作が重い
日本語化MODのみでプレイしていても重い場合はPCスペックが原因。
MODを複数入れているのであれば一度日本語化MODのみで起動してみたほうがいい。驚くほど挙動が変わることがある。
すべてがそうとは言えないが、ゲーム全体のルールやAIの行動に影響を及ぼすMODは重くなりやすい。
また、「最新アップデートに対応していないけどそのまま使っていてもクラッシュしたりエラーが出たりはしない」という一見問題なさそうな立ち位置のMODも動作を不安定にすることが多いため、MOD構成を見直して整理するとパフォーマンスが改善する。
とにかく、異常に重くなったときはMODを整理したほうがいい。
おすすめのMOD
自分が使ってるMOD構成のリストです。