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パラドゲーは「いつ買うか」を重視したほうがいい

        

Stellaris Nexusのアーリー配信が12月5日に決まりましたね!今作の「60分で1ゲームが終わる」という売り文句には期待しています。

この機会に「なぜパラドゲーは敷居が高いというイメージがあるのか」「パラドゲーは本当に難しいのか」ということについて、自分の考えを書きたくなったので記事にしてみました。

 

 

 

 

パラドゲーはオタクにしかわからない?

Paradox Interactive社のゲーム、いわゆるパラドゲーは「複雑な上に不親切なつくりでオタクにしか理解できない」みたいな認識が一般にありますが、自分はCK2、CK3、HoI4、Stellaris、Cities:SKYLINESの5本を実際にプレイしてみて、この認識は微妙に正しくないんじゃないかなと感じています。

というのも、実はパラドのゲームは発売したばかりの段階では意外とシンプルに作られていて、ともすると「案外やること少ないな」とさえ感じることがあります。CK3もStellarisも最初はそうでした。

発売後すぐの時点で比較で言えばciv6やkenshi、Rimworldなどのほうがよほど意味不明だったと言えます。

 

 

なぜ「パラドゲーは難しい」と言われるのか

ではなぜ「パラドゲーは複雑で意味がわからない」と言われるのでしょうか?

これはパラドが「DLCで何年もかけて増築することを前提にゲームを作っている」せいだと思っています。Paradox Interactiveは売れた作品にはとことん入れ込み、DLCを出し続けて無限にゲームを複雑化していきます。どの作品もDLCが5本出る頃にはほとんど別ゲーと化しています。

つまり、新作の発売日~発売1年後ぐらいまでの間にプレイすれば全然難しくないのですが、数年経ってDLCが何本も出てから「あの名作がなんと1000円?!」みたいな旧作セールに釣られて購入すると出来ることや把握しなければならないことが山盛りにされており、「やっぱりパラドゲーは難しすぎて意味がわからない」となるわけです。

「パラドゲーって難しいって聞いたけどセールで1000円ぐらいならやってみるかな・・・」みたいな感じで手を出してしまうライト層こそ、この問題に直面することになります。

 

 

DLC配信に合わせた大型アップデートにクセがある

「だったらDLC買わずに本体だけでやればいいんじゃないの?」と思われるかもしれません。しかし、パラドはDLCを配信するタイミングでベースゲームも無料アップデートで必ず増築します。

DLCが入っていない状態でも新作DLCの新要素を半分ぐらい使えるようにしておいて、「新要素面白いでしょ?これお金払ったら100%楽しめるよ」みたいな大型アップデートを毎回打つんです。

本体のみでプレイしてもこれまでに発表されたDLCの要素がチラ見せさせられているような状態で全て入っているため、本体だけ購入すると余計に意味がわからなくなることさえあります。

「まずはDLCなしでプレイしてみて気に入ったらDLCを買えばいい」というのはsteamゲーの常套句ですが、パラドゲーに関してはDLCなしで買ってプレイしても既存DLCの複雑な要素をすべて理解することを求められます。

 

 

「いつ買うか」が重要

自分はこれまでの経験からパラドゲーは「いつ買うか」を重視したほうがいいと考えています。
「いつ」なのかと言えば、それはゲームがDLCまみれにされる前、3~4本目のDLCが配信されるまでぐらいです。

「このゲームはパラドの中では簡単、パラドゲー初心者向け」みたいな話がよくありますよね。あれらも結局のところ、言っている人間が「そのゲームをいつ買ったか」に影響されている部分が非常に大きくてあんまりアテになりません。

DLCが少なかった頃に購入したプレイヤーは「意外と簡単だった」という記憶が残っており、その後ゲームが複雑化しても「初心者でも理解できる」と言い続けがちです。

自分はケチなので新作ゲームに対しては割と慎重なんですが、Stellaris Nexusに関しては初動の評判が良ければ早めに購入して触っておきたいと思っています。